ガルベス日記#3来る者拒まず、去る者追わず~移籍に関して個人的に思う事~

今オフシーズン、昨シーズン所属した数多くの選手を失ったサガン鳥栖。流れてくる放出の話に最早悟りの境地にありました。

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オフシーズンも佳境に差し掛かり、開幕も目前に迫った今日、衝撃的なニュース入って来ました。

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昨シーズン、キャプテンを務め、攻守に大車輪の活躍をしてくれたエドゥの移籍。朝一番にこのニュースを知り、僕は一発で目が覚め、いつも通りに仕事が手につきませんでした。

選手が移籍すると様々なことが言われます。決して良い事ばかりではなく...。

サッカー選手も一人の人間です。我々サポーターを喜ばせてくれる道具ではありません。心があります。生活があります。家庭があります。人生や叶えたい夢があります。

人間なら誰しも良い生活がしたい、家族に楽な生活をさせてあげたい。私たちが就職や転職をする時に少しでもいい条件や環境を選ぶのは当然の事です。それがスポーツ選手では「金の亡者」とか揶揄されることがあります。

サッカー選手に限らず、スポーツ選手は私たち以上に「明日どうなるか分からない」職業です。明日、大怪我をしてもうプレーすることができないかも知れない、チームの方針で「来年は契約しない」と言われる事だってあります。2010年のJリーグの平均引退年齢は26歳となっています。ということは、自分の納得できる形で引退できる選手は極わずかで、大半の選手は10年足らずでスパイクを脱がないといけません。当然、その後の人生の方が圧倒的に長くなります。少しでも現役時代に稼いでおかないといけない職業なのです。金が全てではないですが、自分を評価してくれる尺度として「金」は大事なのです。

さて、僕の愛するクラブである「サガン鳥栖」は小さな田舎のクラブで金銭的にも余裕はありません。「育てて売る」をやっていくしかありません。もし、金銭的に余裕があれば今回のようなことは起こらなかったでしょう。

だからこそ、僕はこの条件的には決して恵まれていないサガン鳥栖というクラブと契約してくれた選手をとことん愛し、応援していきます。

だからといって、サガン鳥栖を出て行った選手に「怪我をしろ」「干されろ」とは決して思いません。「今までありがとう!サガン鳥栖との試合以外で頑張ってね!」というスタンスでいます。

これから先も、サッカーを通して色々な出会いがあると思います。僕はこれからも「来る者拒まず、去る者追わず」、少しドライかも知れませんがこのスタンスを大切にしていきます。

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