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イグアインOUT イカルディIN?

イグアインは、ユベントスを去る可能性が高まっているようだ。

イグアインは病気を患っている母親のそばで過ごすため、3月中旬からアルゼンチンに帰国している。
サッリ監督は、イグアインがコンディション取り戻すためには2カ月間のトレーニングが必要だと考えており、最終的にはイタリアに戻ることとなる。
だが、イグアインはイタリアへ戻るのを遅らせることを検討しているようだ。
家族の懸念(病気の母親)、コロナ危機による公共衛生の不安(イタリアの状態)、スポーツ面の問題(ユベントスでの揺らいだ将来)などが理由だという。

記事によれば、現在、イグアインはイタリア復帰よりもアメリカ行きの可能性が高いという。
現在、イグアインはユベントスで年俸750万を稼ぎ、契約は2021年までとなっている。イグアインはまだ1800万ユーロの市場価値があるとされており、経済的な観点からもユベントスは喜んでイグアインを売却するだろうと見られている。

そして、『Gazzetta dello Sport』の情報によれば、ユベントスは、イグアインの後釜としてPSGのイカルディを狙っている模様だ。
一方、PSGはイカルディを譲渡する代わりに、ピャニッチとアレックス・サンドロとのトレードを望んでいるようだ。

イカルディは昨夏インテルからのローンでPSGに移籍したが、今夏にイタリアに戻ることが既定路線のようだ。
しかし、PSGとの契約には7000万ユーロでの買い取りオプションが付随していると報じられており、イカルディがインテルに戻る可能性は低いようだ。

『Gazzetta dello Sport』によれば、PSGのレオナルドSDが、ユベントスのファビオ・パラティチSD、パヴェル・ネドヴェド副会長との会談を予定しており、両クラブに合った解決策を見つけるつもりであることを明らかにしているという。

センセーショナルなローテーションはどのように実現?

今季、サッリ監督は、いくつかの実験を行っている。
サッリ自身が信仰する4-3-3と、アッレグリが5季にわたって指揮し導き出した4-3-1-2。
2つのシステムを交互に採用することによって、非常に豊富なスカッドにとっての最適解を見つけ出そうとしている。

サッリ監督がこれまでに導き出した結論が1つあるとすれば、それはベンタンクールをチームの中心に据えることだ。
ユベントスで3 年間プレーしているベンタンクールのパフォーマンスには誰もが納得しており、中断前の最後の試合となったインテル戦ではピャニッチに代わってスタメンで出場している。
ベンタンクールはスピードがあり、試合をコントロールできる。創造性ではピャニッチに劣るが、サッリ監督が最も好むのは、より大きな堅実さを保証するという事実だ。

そして、イカルディが来季、ユベントスの攻撃を完成させるかどうかは、チームの“持続性”が重要となってくる。
イカルディは少し落ち込んだキャリアを復活させるチャンスに加えて、すでに爆発的な威力を持つ“Dybaldo(ディバルド=ディバラ+ロナウド)”と並んでプレーする機会を得ることになる。
サッリ監督にとって難しいのは、彼らを同居させることだろう。
イカルディは、ディバラやロナウドと一緒にプレーするために交代することに慣れるべきだが、イカルディのようなエリア内でプレーするストライカーは、特にロナウドにとっては有益だろう。
今季の初めのイグアインや、レアル・マドリー時代の機転の利くベンゼマが思い浮かぶ。
ロナウドとイカルディのコンビは、成功の可能性が高いだろう。
ロナウドは左サイドでのプレーを愛している一方で、イカルディはゴール前最後の 16 メートルが主戦場だ。

主な問題は、チームバランスとなる。
イカルディとロナウドの両者は、相手ボールの時に守備が期待できないからだ。
ただ、克服できない問題ではなく、サッリ監督はイカルディを指導し、特定の場面でのチームのための犠牲を要求する必要がある。

ユベントスの左サイドバックは不透明だ。
もし、アレックス ・ サンドロがトレード要因で放出されるのであれば、なおさらだ。
今季は、左サイドバックとしてアレックス ・ サンドロがほぼフル稼働しており、バックアッパーがいない。
アレックス・サンドロが不在だった9 月のSPAL戦では、マテュイディの柔軟性に頼らなければならなかった。
現時点で、唯一の選択肢は右サイドバックが本職のデシーリオだが、わずか3ヶ月前にはPSG行き寸前だった(クルザワとのトレードで)。
だからこそ、ユベントスは早急に解決策を見つける必要がある。

【Source】4月20日、La Gazzetta dello Sport

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