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ムシアラのクレイジーな368日

23日に行われたEUROのグループステージ第3節ハンガリー戦(△2-2)で82分から途中出場したムシアラは、メジャートーナメント(W杯とEURO)におけるドイツ代表史上最年少出場選手となった(18歳117日)。

EURO2004のグループステージ第3節チェコ戦でのルーカス・ポドルスキの記録(19歳19日)を更新した。

ハンガリー戦でのゴレツカの同点ゴールのきっかけとなったのは、ムシアラの左サイドでのドリブルの仕掛けと巧みなパスだった。

ザネから“バンビ”というニックネームで呼ばれるムシアラは、バイエルンでは狭いスペースで解決策を見出す効果的なジョーカーとして評価されている。

ムシアラは、「監督からは交代前、『とにかく恐れずに思い切ってプレーすればいい。ハーフスペースでプレーして、積極的に前に出ろ』と言われたんだ。失うものは何もないのだから、すべてを捧げるべきだと思った。僕は自信を持ってそれを実行した」と、ヨアヒム・レーヴ監督から交代前に言われたことを明かしている。

2014年W杯の決勝で、交代前のマリオ・ゲッツェに、ヨアヒム・レーヴ監督が「メッシよりも優れた選手であることを世界に示せ!」と言った瞬間に少し似ている(※ゲッツェは優勝を決める決勝ゴールを決めた)。

ムシアラがプロデビューした日から、今回のEUROデビューまではわずか368日しかない。

ムシアラのキャリアにおける重要な日を紹介しよう。

2020年6月20日

19/20季のブンデスリーガ第33節フライブルク戦(○3-1:H)で88分から途中出場し、バイエルンのトップチームデビュー。
17歳115日でのブンデスデビューは、バイエルン史上最年少デビューとなった。

2020年9月18日

20/21季のブンデスリーガ第1節シャルケ戦(○8-0:H)でブンデス初ゴールを記録。
17歳205日での得点は、バイエルン史上最年少ゴール記録となった。

2021年2月23日

20/21季のCLベスト16ファーストレグのラツィオ戦(○4-1:A)で、CL初ゴールを記録。
17歳363日での得点は、バイエルンのCLにおけるクラブ最年少ゴール記録となった。

2021年3月5日

バイエルンと初のプロ契約を締結。契約は2026年まで。

2021年3月25日

W杯予選のアイスランド戦(○3-0:H)で、ドイツA代表デビュー。
18歳27日でのデビューは、ドイツ代表史上4番目に若い記録となった。

2021年6月23日

グループステージ第3節ハンガリー戦(△2-2)でEUROデビュー。
18歳117日での出場は、メジャートーナメント(W杯とEURO)におけるドイツ代表史上最年少出場記録。


参照:6月25日、Bild

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