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リーダー不足のチェルシー

チェルシーは今季、ピッチ上でのリーダーシップ不足を批判されたこともあったが、来季はさらに事態が悪化する可能性があるようだ。
チェルシーにはリーダーが3人しかおらず、今夏にはそのうち2人を失う可能性もあるという。

今季のチェルシーはフランク・ランパード監督の下、何度も守備面で弱さを露呈してきた。解説者たちは特にセンターバックのクオリティを疑問視しており、クラブのレジェンドであるジョン・テリーのようなリーダーが必要だと指摘している。

ランパード監督はこのことを認識しており、選手たちに積極的に声を出すように促している。
もちろん寡黙な選手もいる。ピッチの外では、好きなだけ静かにしていてもいい。 しかし、選手たちはピッチ上でそれを克服しなければならないとランパード監督は語っている。

『The Athletic』が報じたところによると、チェルシーには、ピッチ上のリーダーとして簡単に識別できる選手が3人いたという。

キャプテンのセサル・アスピリクエタは、キックオフ前にハイタッチをしたり、静かな言葉をかけたりして、チームメイトを励ましていた。
しかし、チェルシーのレジェンドであるテリーのように、パフォーマンスの低いチームメイトを叱責するようなタイプではない。

副キャプテンのジョルジーニョは、守備陣にボールを展開する方向を指示したり、攻撃陣にプレスをかけるよう指示したりと、より目的意識を持ってリーダーシップを発揮していた。
だが、ジョルジーニョはコロナ危機による中断から再開後、わずか2試合にしか出場しておらず、この夏にはユベントスへの移籍が噂されている。

一貫性のないシーズンの後に自信を失っている可能性があることを考慮すると、やや意外なことに見えるが、ピッチ上で最も声を張り上げていたチェルシーの選手はGKのケパだった。
『The Athletic』によると、ケパは英語とスペイン語の両方で、相手のポジショニングや守備陣形について、常に最終ラインの4人とコミュニケーションを取っていたという。
しかし、ケパは今夏チェルシーを去る可能性が示唆されており、アトレティコ・マドリードのヤン・オブラクが後任候補として挙げられている。

もし、ケパとジョルジーニョの両方を失った場合、ランパード監督はピッチ上で自身の指示を実行するための適切な人材を見つけるという大きな仕事をしなければならない。

無観客試合においてはランパード監督の声は簡単に拾えたが、ファンがスタジアムに戻ってきた時には、選手たちが自発的に声を上げてくれることが必要になるだろう。


【Source】7月16日、EXPRESS

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