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ベスト16 イングランド戦を終えて

ヨアヒム・レーヴ監督のコメント

「我々全員にとって、とても残念なことだ。皆、もっと期待していた。チームの信念は絶対にあった。このような試合では、安定してチャンスをものにすることが重要だ。残念ながら、今日はゴールを決めることができなかった。誰かを責めることはできない。ホームで見せた素晴らしい意気込みがなくなってしまったのは残念だ。選手たちの間には死んだような静けさが漂っている。彼らに言葉をかけるには、1時間か2時間待たなければならない」

― 代表監督としての最後の試合を終えての感想は?
「この失望感は、我々全員にとって大きなものであることは明らかだ。この数週間、我々は本当にたくさんの投資をしてきた。チームはとてもよく働き、良いスピリットを育んできた。しかし、それを安定してピッチ上で発揮することができなかった。ティモ・ヴェルナーとトーマス・ミュラーの2つのビッグチャンスがあったのに、それをモノにすることができなかった」

― 選手を責めている?
「チームは試合で全力を尽くした。足りなかったは、ある瞬間の冷静さ、堅実さ、そして経験だ。彼らが成熟したチームになるには、まだ少し成熟しなければならない。どの試合でも、安定したセットプレーの守備や、得点のチャンスを活かすなど、一貫性を見せられない瞬間があった。だが、クオリティは高く、メンタリティや良い姿勢もここにはある」

― 涙を流したキミッヒとゴレツカは、ハンジ・フリック新監督の下で今後数年間のリーダーとなる?
「我々には、今後2~3年で大きなステップを踏むことになる若い選手たちが揃っている。彼らは2024年、母国で開催されるEUROでキャリアのピークを迎える。キミッヒとゴレツカは、抑えきれない意志を持って突き進んでいるので、すでにリーダー的存在だ。彼らにはチームをリードし、サポートする能力がある。しかし、もちろんチームには変化もあるだろう」

― 次は何をする予定?
「まだ具体的なプランはない。15年間も指揮を執ってきたのだから、責任から離れることは良いことだと思っている。DFBに長く在籍していたので、すぐには新しいことに目が向かないのだ。失望とそれに伴う空虚感を捨てなければならない。数日で振り切ることはできないだろうし、時間が必要だ。そうすれば、また新しいエネルギーがやってくるだろう。私は引退について話したことはない。私にとって興味深い新しい仕事があるのは確かだ」

― 今思えば、2018年(W杯後)に引退したほうがよかったのでは?
「わからない。あの時の決断は 『よし、続けよう、また新しい目標がある』というものだった。今になって振り返って話すのは難しい。大きなチャレンジだと思っていたが、この2~3年の困難な状況は、私にとっても勉強になった」

― 何が残る?
「この15年間には、非常にポジティブなことがたくさんあった。2014年のW杯優勝、2017年のコンフェデレーションズカップ優勝など、若いチームで着実に成長してきた。長い間一緒に仕事をしてきた人たちとの道のりでは、信じられないほど強い絆が生まれた。忘れられない瞬間もあった。2018年からは問題も発生し、困難な時期も多々あったが、今の私の人生にとってとても大切な人たちと出会うことができた。これらは、私にとってかけがえのない経験だ。これらの人々と、全力を尽くしてくれた選手たちに感謝したいと思う」

ノイアーのコメント

「今日は、僕たちにとって大きなチャンスだった。相手はスペースを与えてくれたので、僕たちはより守備的になったように感じた。堅牢なイングランドの守備に対する攻撃は簡単ではなかった。斜めのボールを使って前に出ようとしたけど、イングランドを苦しめることはできなかった。僕たちが1-0にするか、トーマス・ミュラーが1-1にするかしていれば、ここで事態は好転していたはずだ。ヨギ(レーヴ)を見たときは、とても悲しい気持ちになった。彼は素晴らしい人で、僕たちは皆、彼に多くの借りがある。彼は素晴らしい時代を形作ってきた。だからこそ、今日は悲しいんだ」

クロースのコメント

「先制を許すまでは非常にイーブンなゲームで、両チームがお互いが無力化していたので、苦しい。イングランドにはそれまでほとんどチャンスを与えていなかったし、僕たちもあまりチャンスはなかったけど、しっかりとしった試合をした。ベスト16で敗退すると、残念な気持ちになる。難しいグループの中で勝ち上がってきたのに、ここで敗退となると、とてもとても苦しい」

ハヴァーツのコメント

「前半は対等なゲームだった。しかし、後半は僕たちの方が有利になった。僕たちやファンにとっては苦い夜になった」


main source:dfb.de

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