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ハンガリー戦を終えての会見

ヨアヒム・レーヴ監督のコメント

「これまでで最も難しい試合の1つだったと言わざるを得ない。あのような相手に2度もビハインドを負ってしまうと、非常に難しくなる。我々はほとんどスペースを見つけることも、開くこともできなかった。しかし、チームは非常に優れたメンタリティとモラルを示してくれた。ミスもあったが、同点に追いつくまで戦った。自分たちがおかしくなることはなかった。気持ちの弱い人には無理だったと思う。他のチームが苦戦しているのを見ると、いわゆる『小国』が全力を尽くして戦ってるし、彼らは失うものは何もない。最終的に重要なのは、我々が前進したということだ」

― これが代表監督としての最後の試合になるかもしれないと心配していた?
「いいえ・試合中は一進一退の攻防が続いていたので、本当に考えなかった。何が起こるかを考える余裕はなかった。私はチームのファイティング・スピリットに満足している。我々は常に、ゴールを決められるという気持ちを外に持っていた。私はチームに、緊張感を失って無秩序にならないようにと言っていた。選手たちはこの難しい前半戦を全力で乗り切ろうとしているように感じた」

― 重要な同点ゴールを決めたゴレツカは、レギュラーの座を獲得した?
「事前に彼と話をして、6週間の休みの後では、90分以上プレーする計画を立てるのはそれほど簡単ではないと伝えた。彼が最後の一歩を踏み出したことは、彼の助けになるだろう。このゴールが彼を後押ししてくれと思う。彼は、守備面でも攻撃面でもチームのためになることをしてくれるので、我々にとって重要な選手だ」

― ゴレツカの代わりに、ザネがスタメンで出場した。彼への満足度は?
「両WGは、ポルトガル戦のようには前に出て行けなかった。しかし、私は事前に、他の方法を見つけなければならないと言っていた。ハンガリーは3人の中盤で守るので、中央を経由することができるかもしれないと考えたが、中央ではそのような方法やギャップを見つけることができなかった。だからこそ、レロイ・ザネやロービン・ゴーゼンスは、ポルトガル戦のように脅威を与えられなかったのだ」

― 後半の変更にはどのような考えがあった?
「キミッヒを中盤に、レロイ(ザネ)を右WGに配置し、彼のスピードで突破できることを期待した。だが、それがあまりうまくいかなかった。トーマス・ミュラーとレオン・ゴレツカは新たな勢いをもたらし、ディフェンスの背後に回り込み、クロスの際にはペナルティエリア内で存在感を示すはずだった。我々はフルリスクを冒して、攻撃にすべてを持ち込まなければならなかった。ジャマル・ムシアラはタイトな状況下で、いくつかの場面で非常に優れたプレーを見せてくれたし、彼の年齢にしてはよくやってくれた。彼は(良い意味で)ずうずうしかった。ボールをキープしていたし、彼のパフォーマンスはとても魅力的だった」

― イングランドとのベスト16にどう臨むか?
「ウェンブリー・スタジアムでイングランドと対戦できるのは絶対的なハイライトだ。今は、オール・オア・ナッシングだ!良い状況だと思う。このグループステージでは、変動のあるパフォーマンスを見せてきた。我々は十分な準備をする。もちろん、今日とは違うパフォーマンスもするだろうし、自分たちのポテンシャルを発揮すれば、きっと強くなれると思っている」

― イングランド戦のことは心配していない?
「心配はしていない。全く違うゲームになるだろうし、それが我々にとって好都合であることは間違いない。イングランドは、ホームでは前に出てプレーしなければならない。ハンガリー戦よりもオープンなゲームになるだろう。我々はいくつかの点を修正しなければならないし、ペナルティエリア内へのクロスやセットプレーには絶対に気をつけなければならない。もっとうまくやらなければならない、絶対にだ」

ノイアーのコメント

「成功したことにホッとしている。長い間、リードを許していたので、緊張の連続だった。あのようなチームを相手にするのは、ビハインドの状態では難しい。ハンガリーは、フランスとポルトガルに対してとてもよく守り、すべてを閉じようとしていた。前半は運がなかったね」
「ベスト16は、これまでとはまったく違うゲームになるだろう。僕たちには素晴らしいメンバーが揃っているし、自信がある。ウェンブリーは僕たちに合っている」
「次のラウンドに進むために、全力を尽くす。僕たちにとってはもう一つの決勝戦だ」

ゴレツカのコメント

「感無量だよ。外から試合を見て、これは大変なことになるなと思った。だから、試合に入ったからにはすべてを出し切りたいと思っていた。自分がゴールした場面では、ティモ・ヴェルナーにパスを出して、それが自分の足元にこぼれてきた。そして、ただそれを入れるだけだった」

キミッヒのコメント

「僕たちは2回もリードを許してしまった。1-1の後、20秒後には1-2になってしまった。もちろん、短い間だけど疑心暗鬼になっていた。僕たちはチャンスを作るのにかなり苦労した。ミスが多かったし、自分たちがボールを持った時に良いポジションにいなかった」
「ベスト16でこれ以上の試合はほとんどない。僕たちは間違いなく気合が入っている。イングランド戦ではそれを見せたい」

ムシアラのコメント

「自分を信じて、積極的に前に出るべきだった。失うものは何もなかった」

― ベスト16のイングランド戦について
「楽しみにしているよ。僕の第二の故郷との試合だからね。クールなゲームになるだろう」


参照:6月23日、DFB公式

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