結論
・症状：カラーミーショップの表示不具合
・端末：macOS Mojave
・原因：ESET Cyber Security Pro V6.6
・解決：Webアクセス保護機能から対象アプリを除外（2018年12月17日）
＜続き＞
・検証：ESET アップデート 6.6→6.7 
・結果：改善無し（2018年12月19日）
・検証：ESET ダウングレード 6.7→6.6.300.2 （2019年6月20日）
・現状：Webアクセス保護を「無効」にしている。
＜続き＞
・検証：ESET アップデート 6.6→6.8
・端末：macOS Catalina
・結果：解決♪（2019年10月10日）

#先日の余談

僕は、カラーミーショップ（https://shop-pro.jp/）を用いて数件のクライアントサイトを制作したり、継続的な運用サポートを行っています。

先日、これまでの作業環境である Macbook Pro（macOS Mojave） に加え、Macbook Air（macOS Mojave） が加わりました。そのため、複数端末でも同じように作業ができるように Creative Cloud や Office などのアプリケーションを整えて行く中、セキュリティソフト（ESET Cyber Security Pro）も二つの端末に設定した後、なにかのトリガーが働いたのだろうか、僕が管理している複数のカラーミーショップのサイトに限らず、カラーミーショップで作られた他のサイト（http/https問わず）でも画面が真っ白になる現象が起こりました（管理画面は問題ありません）。

（冒頭サムネイルと、上記ともスクリーンショットです）

トップページ（ホーム）ではその症状は確認されず、数ページを遷移した後に起こっていました。運用サポートを行っていることもあって、商品を登録してから公開されている状態を確認したいのですが、その作業ができなくなってしまい、リロードやキャッシュクリアなど試してみても真っ白のままでした。

念の為、ブラウザを Chrome、Safari、Firefox でも試していますが、同じ症状でした（バージョンは最新）。その際、複数ブラウザを開いていたので、少し時間が経ってから真っ白になっていたページをリロードすると、ページが表示されました。（不安定でイライラしますー！）

原因を追求する。

ネットでいろいろ調べると、似ている症状もあったのですが、年代や環境が異なることから同じとは言い切れない情報も多く見つかる中、非常に近い状態として下記のサイトが見つかりました。（ちょっと安堵）

上記サイトでは、Webアクセス保護を「無効」にするということでしたので、さっそく試してから、閲覧できなかったサイトを確認してみると、不具合が解消されたのか、問題なくちゃんと表示されました。

僕の原因も、セキュリティソフト ESET Cyber Security Pro（https://www.security-soft.com/） であると特定できたと思われます。

解決方法を探る。

で、上記サイトに記載されている「ポートの設定」による解決方法を試みると、やり方がダメだったのか、僕の場合はうまくいきませんでした。そもそも根本解決はできないとも書かれているので、そのまま数日、放置しておきました。

カラーミーショップのサポート

その後、日常的にカラーミーショップを更新することもあるので、イライラの矛先をカラーミーショップのサポートに投げかけてみると、下記のお返事をいただくも落胆するだけでした。（ちなみに、カラーミーショップのサポート担当者からも上記サイトhttps://anote.work/2441 をご案内いただいております。感謝！）

ご連絡いただいた件に関しまして、弊社環境では再現確認が出来かねる状態となっております。また、現状弊社サーバーにても該当の障害等については発生がしておらず、お客様のご利用のブラウザの設定による問題が考えれます。

ESET Cyber Security Pro のサポート

「問題と解決はひとつずつ潰していく」という初心に戻ることにして、セキュリティソフト ESET Cyber Security Pro のサポートに「Webアクセス保護を『無効』にすることで不具合が解消される」という状態も含めて投げかけてみると、下記のお返事をいただきました。

この場合、ご利用のアプリケーションをWebアクセス保護機能の検査対象から除外していただくことで改善されるか、ご確認くださいますようお願いいたします。
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【除外手順】
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1.メニューバーのESET Cyber Security Proアイコンをクリックし、
　[詳細設定]を選択します。

2.詳細設定画面内の[一般]を選択します。

3.<除外>の項目の[設定]ボタンをクリックします。

4.画面上部の[Webとメール]を選択します。

5.画面右上の<除外を表示>のプルダウンメニューより、
　[アプリケーション]を選択します。

6.[＋]をクリックし、ご利用のアプリケーションを指定し
　[OK]をクリックします。

7.[OK]を押し、設定画面を閉じます。

8.設定後、この状態で改善が見られるか、ご確認ください。

除外設定により、改善された場合には、恐れ入りますがご利用のアプリケーションを除外した状態でのご利用についてご検討をお願いしたく存じます。

除外設定により、対象のアプリケーションで発生した通信に対してWebアクセス保護機能での検査が行われなくなりますが、リアルタイムファイルシステム保護機能にて検査が実施されますのでご安心ください。

作業環境として、カラーミーショップを開くブラウザ（アプリケーション）のみ除外対象に加えて、同じようにカラーミーショップで作られたサイトを確認してみると、これまで閲覧できなかった不具合は解消されました！！

懸念としてセキュリティの除外としている状態ですが、サポートが伝える通り、リアルタイムファイルシステム保護機能の検査も実施されているということを信じて今に至ります。

同じような症状で悩まれている方のお役に立てればと、また、セキュリティソフトの根本的な解決に繋がればと思いまとめておきます。

＜続き＞

・2018年12月19日

ESET Cyber Security Pro のサポートから再び連絡がありました。

現在、最新バージョンの「ESET Cyber Security Pro V6.7」が公開されておりますため、お手数とは存じますが、最新バージョンへバージョンアップすることで解消するかをご確認くださいますようお願い申し上げます。

ESET Cyber Security Pro V6.7 にアップデートしてから、念の為、キャッシュクリア、拡張機能の無効化をして対象サイトを確認したところ、改善は見られなかったです（残念）。

今回、「ESET Cyber Security Pro V6.7」へバージョンアップを実施いただいても改善せず、キャッシュの削除、拡張機能を無効化していただいても改善しない場合には、恐れながら、本件については起因となる競合するソフトウェア等がないか、調査を行わせていただきたく存じます。

サポートから上記の案内があったので、「Customer_infoログ」を取得して提出し、改めて、作業環境にあるブラウザをWebアクセス保護機能の検査対象から除外しています。

・2019年6月20日

別件であろうか、Wacom ペンタブレットを使っているのだけれど、ペンが反応しないという不具合が起こり、Wacomのサポートに問い合わせてみると、ESETが要因で、システム環境設定／セキュリティとプライバシー項目の「アクセシビリティ」が許可できない状態になっているとのこと。

詳細をESETのサポートに確認すると、まずシステム環境設定／セキュリティとプライバシー項目の「フルディスクアクセス」にESETのアプリが含まれているか確認して欲しいということであった。

現在２つの端末（Macbook）を使っているのだが、どちらも含まれておらず、まずはフルディスクアクセスにESETを加えてみると、一方はその設定で問題解決したようだが、もう一方はESETを加えることもできない状態であった。結果、その端末のみESETのバージョンをダウングレードすることになる。

ダウングレード：ESET Cyber Security Pro 6.6.300.2

既存のアプリをアンインストールしてから、上記バージョンのアプリを再インストールすると、フルディスクアクセスの追加や、アクセシビリティの追加もできるようになって、Wacomのペンタブレットが反応するようになった。

再インストールを行ったため、ESETのWebアクセス保護機能の検査対象から除外は初期化されている（つまり何も除外していない）。確認として改めてカラーミーショップでの動作環境を確認してみると画面が真っ白になる現象が起こらない。今回のインストーラーのバージョンは 6.6 だけけれど、末尾が「2」になっている。不具合があった時のインストーラーの末尾はすでに確認できない。ひょっとすると、何か改善されているのかと思う。

と思った翌日。

稀に真っ白になる現象が確認されたので、再び対象アプリを除外することにしたが、忘れた頃に、再び画面が真っ白になる。対象アプリの除外でも効果が無いのは、ESETだけの原因ではないのか....（2019年6月24日）

・2019年6月25日

未だに不安定なので、もうひとつの手段として個別にURLをESETの検査から除外することにしておく。

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【除外手順】
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詳細設定＞Webアクセス保護＞URLリスト＞検査から除外するURLを追加
・「Webアクセス保護を有効にする」はチェックしたまま
・「URLアドレスを制限する」はチェックしない
（いつから反映するかわからないので再起動した）

結果的に、カラーミーショップの管理を行う時のみ、一番初めに記載したWebアクセス保護を「無効」にすることで、暫定的な解決となっている。

はぁ....（謎）

＜間が空いたのち、続き＞

・2019年10月10日

ESET Cyber Security Pro のサポートから再び連絡がありました。

開発元のESET社より、最新バージョンのプログラムで
本問題を修正した旨の回答がございました。

そのため、お手数をおかけいたしますが、一度プログラムをアンインストールし、最新バージョンのESET Cyber Security Pro V6.8をインストールいただくことでお問い合せの問題が改善するかご確認いただきますようお願いいたします。

日本でのサポートは「Canon」ということで、上記のような表現になるんだろうか。兎に角、指定された通り、既存バージョンをアンイストールして、V6.8をインストールしたところ、真っ白になる状態が確認できません！とうとう完全解決となったようです。

ちなみに、OSも「macOS Catalina 10.15」アップグレードしています。

これにて終了といたします。

参考：真っ白になる状態の動画

#カラーミーショップ #ESET #不具合 #セキュリティ #原因 #解決