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2027年国際園芸博覧会 課題点について

みなさん

おはようございます。
正直、今、どの時間なのかがわかりません。
海外で撮影をしています。

ふと、ちゃんとお礼をお伝えしないと。
こうして登録してくださった事を、
そして仲間が書いてくれた文章にも、♡を
たくさんくださりありがとうございます。

今回は私サヘルが書かせていただく記事となります。

2027年国際園芸博覧会 EXPO2027
について、私なりの言葉で課題点・問題点を書きます

開催予定はまだ先なため、
正直、地球があるとも限らない

明日を生きる前に
今日を生きる方がエネルギーの消費が大きい

なぜ、この記事を書きだしたかと言いますと、
実はいつも応援してくださる心優しいご夫妻から
花が好きなサヘルに理事として参加してほしい。
そして若い世代の人々にも
緑や花に関心を持ってもらうためにも
ぜひとも、共に頑張らせてほしい。
園芸業界にとってもプラスになれれば、
そしてお役に立てればそれだけで嬉しい
そういう気持ちで理事になりました。

また、米軍の跡地を緑と花で埋め尽くしていくことで
そこに人々が集い、より緑が増えて
みんなが幸せな博覧会になる。

そう信じていますが、
そうなれるためには課題が多くある事を知りました。

園芸博覧会の理事になったことが発表されてから
SNSを通して『心の叫び』と『地域の声』が届くようになり、
私は良かれと思っていたことが、
みんなが喜べる園芸博覧会になると勝手に妄想していただけであって、
そもそも細かく説明も可視化も、私はできていなかった。

資料には現場の声・地域住民の声は反映されていない。
私たちが 良かれ と思っていてもそうではない。

そう感じ、まずは現場へ1人で行きました。

真実は全て現場にある。

SNSで声をあげてくださった方にもお願いをし、案内、また地域の皆様の声も聞きたいとお伝えしました。実際に全てを手配してくださり、小雨が降る日瀬谷駅で合流し、皆様の車で現場へ向かいました。

神奈川県横浜市西部に広がる米軍施設跡地

旧日本海軍の施設を終戦直後に米軍へ
長年、米海軍の通信施設として使われていた。

数年前に返還され今は空き地となっている。

周辺のエリアと合わせて、
東京ドーム52個分に当たる広大な土地。

ここへ向かう道を「海軍道路」と呼び
立派な桜並木が両脇にあり、春には満開になる
美しく地元の方々に愛されている桜並木。
そして青々とした草原や、畑地が遠くまで広がっています。

ここに「テーマパーク」を核とした複合的な集客施設の誘致を検討

農業振興
観光・にぎわい
物流
公園・防災

このように4つのゾーンを計画
「年間1500万人」の来場者を目標としているようです。

こうして聞くと問題はないように思えます。

ではなぜ、
反対住民の声35000人以上が数日で集まったか。

実際に現場へ向かうとその理由がどんどんわかっていきました。
ここは正直、森であり、木々が守ってきた自然。

そこには絶滅危惧種がいくつも発見されており
蛍や、水田もある。
近くの小学生たちや学生が自然を通して様々な体験を
地元の方々が企画して行われていた。

そして川の源流でもある。
しかし地元の生活に必要な川の源流の一部を埋めようと
水田は既にいくつも、埋められてしまった。

また地元の方々に長年愛されてきた100歳を超えた桜を伐採し
道を広げていく。新しい苗を植えても、立派な樹木になるまでに
どれほど時間がかかるのか。

街のためとはいえ、場所、地域の交通などを考えたら
渋滞も間違いなく発生する。
世界的にも日本はCO2の排出量への対策が
先進国の中でも遅れをとっています。

グリーンを増やそう という世界、日本国内の目標とは逆行している。

絶滅危惧種の花々
普段はこない野鳥や渡り鳥 蛍
自然、樹々の役割はCO2排出量を減らすサポートになる。

数百年の歴史をかけて森は生まれてきます。

以下に住民の方々の思いを書かせていただきます。

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『残せるモノは残してほしい。また、こんなに早く決めていく前に
我々にもわかる、理解できる、そういう発表の場を設けて欲しい。
そして何よりも理事会の人たちが誰ひとりきていない。
あなたが初めてきてくれた人です。ありがとうございます』

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と。
まさかお礼の言葉を聞くとは思っていませんでした。

側から見たら茂み、雑草、と感じても
それは誰かの居場所であり
私たちの知らないところで別の命が奪われていく。

川の水もそうです。
水田も埋める必要があったのか
世界中で自然豊かな日本を求める人々も多くいます。

今の状態でも本来は活かせられるやり方
世界に一つだけのテーマパークとしてSDGsを体感するテーマパーク

田植えをし
蛍とも出会い
あらゆる野鳥の言葉
虫の音

決して人工的には作れない
長年の歴史の中で育まれた息吹

壊すのではなく、体感する方が、
神奈川県の取り組みが
日本全体、そして世界からも賞賛されると思います。

皆様の思いを聞いていくうちに心が決まり、
とても怖かったですが、
翌日に開かれる理事の会議に参加しました。

私は歯向かうつもりはなく、
現地に行ってほしい
そして自分たちは何をやろうとしているのか?
それを把握した上で理事会を進めていかないと
愛される博覧会ではなく
許せない感情を抱く人々を増やしてしまう。

そのことを伝えたくて。

花を愛する人間として
このままでは私は理事会にいる意味はない
ただ、誰かが問題を投じないと何も動かない

であれば、自分が問題定義をすることを決めました。
なかなか手を挙げるタイミングがなかったですが
最後に挙手をし、人々の声を思いを代弁しました。

ここでスタートラインに住民の方々と立てればいいのですが、、

園芸博覧会を否定をしているのではなく
純粋にもっと地域にあった開発、再利用もあるはずです。
一番重要なことは、
この企画に関わる方々が現地を実際に偵察し、
地元の方々に何度も何度も説明を行うこと。

サイトに資料があったとしても、正直、何も伝わらない。

私が理事会のメンバーになっというのは
きっとこういう意味合いであったはずです
よりよい園芸博覧会を開催するためには
理事として言葉を丁寧に伝えていく。

どうか、皆様もこういう現状があること
目の前の情報だけでは
何も判断できないことに気づいていただけたら幸いです。

長くなってごめんなさい。
読んでくださり本当にありがとうございます。

サヘル・ローズより

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