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過去と今

岡山イノベーションスクール   キックオフ対話

イノベーションスクールで、「君の原動力はお父さんから来てるんだね。どうしてそんなに影響を与えられたのか」久しぶりに、心の内を言い当てられた。

まだ読んでない方は、是非こちらの自己紹介から読んでください。

藤原咲歩です! note

やりたい事に対する熱に嘘をついた事が無いが、交流会等では色んな人がいるので最初はやってる事を要約して話す。

だから、初対面で私の心の中を言い当てれたこの人は、まず凄い。こう、言われた。

「君の原動力はお父さんから来てるんだね。
どうしてそんなに影響を受けてるの?」

約4年間、研究開発で色々な大人や面白い同世代と一緒にいて、こんな深い質問、初めてされた。

この問いの答えとしては、2つ。

1つ目は、父と話すのが大好きだったから。
父はコミュニケーションが凄く上手で、全国各地に仕事関係のともだちが沢山いた。お客さんだったり営業先なのに、皆ともだちなんだーってよく話してたな。

会ったことある人には「こんにちは、お世話になってます!」って言ったり、初めましての人にも「今日天気いいですよねー、暖かくなりましたよね」って世間話振ったりしてた。

そんな父に、今日こんなことあったとがあったとか、兄と喧嘩したとか、母に怒られたなど、どうでもいい事の共有をするのが大好きだった。大好きというか、楽しかった思い出。この父と話してて楽しかった記憶があるのが、1つの原動力。

2つ目は、父がやり切った感ある顔で帰ってくる姿がかっこよかった。私の父って好きな事をしてるイメージが強くて、総合格闘技のチーム代表とか、イベント企画とか、好きなことに関する仕事をしたりしてた。

でも、困ってる人は絶対見捨てなかった。
荷物重くて困ってる人に手を貸したり、お金の計算間違った駄菓子屋のおばあちゃんに「ゆっくりで大丈夫ですよ」って言ったり、震災で被災した子供たちの為にチャリティーイベントを開催したり、私が悩んでた時はいつも相談に乗ってくれていた。

父と話していて楽しかった思い出と、かっこいい大人としてのあり方を見せてくれた事が、今を生きる私に原動力をくれている。

これが、父が私の原動力になっている理由。

今も大切にしている思い出


ここからは私のもやもやとの戦い


でもね、よく考えてみると、私の活動や行動では、過去の父と対話をしている気がした。


だって、私が今研究に熱を持って取り組めている原動力、チットを開発している理由、創りたい世界を思い描くことになつたきっかけは全部、過去の父とのできごとだった。

父は集中治療室ににいた状態で医者から最期の事も伝えられた中、なんとか命を取り留めて、全く動かない身体と向き合って、リハビリを頑張って、辛いことは数え切れない程あると思うけど、今を生きてくれてる父。

そんな今を生きている、目の前にいる父と私は向き合っているだろうか。

私は今の父と向き合うことの方が大切なのではないだろうか。という考えが、ふと、頭をよぎった。

私は研究自体が、父の悩みや日々の家族の会話に近い内容だから、会話をしてない訳では無いんです。毎日、それなりに日常の頑張りや面白かった事を共有して、楽しく過ごしてます。

でも、私が今問題に感じているのは、過去と向き合う時間と今と向き合う時間の比率。圧倒的に過去の父との記憶を思い出してる時間が多い気がする。


そんなことを母に相談した。

「とにかく、分からないんだ。
今のまま、過去のパパを見続けてもいいのかな」

本当によく分からなくなっていた。自分を信じて、色々研究開発も取り組んでいたが、本当に今に繋がってるのか。

母からは、

「結局、さほは過去のパパと向き合いながらも、
今と向き合ってるんじゃない?」

「今のパパと会話出来たら、
さほのチットは要らないでしょ?」

「今、パパが話すの難しくて、
困ってることを原動力に頑張ってる。
それでいいんじゃない?」

なんか、腑に落ちた。確かに、パパと私が昔のように話してたら、チットは要らなかったし、そもそも生まれてなかった。

過去を見ながら、今と向き合っていく。

これが正しいのかな。

でも、やっぱり正解は分からないので、今やってる事が、過去に繋がろうが今に繋がろうが、一旦自分を信じて、色々やってみることにする。

もし、アドバイスあれば、お聞きしたいです。

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