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死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由 麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと

夫から借りたワールドトリガー(漫画のほう)にどハマりし、しばらく本を読んでいなかった。
図書館の予約本も定期的に順番が回ってきたので何冊か読んだけど、これは唯一途中で飽きず、とても面白かった。

特に前半、小学校時代の苦労と、麹町中に入学して工藤先生に出会ってからの変化のあたりまで。
私の尊敬するあいクリニック神田の西松先生が主治医だったり、そもそも工藤先生で有名になる前の麹町中に入学したり、環境に恵まれたというのもあるとは思う。

しかし、環境を与えられたら誰でも変化できるわけではない。
名家の妻をしながらも彼を圧倒的に理解し続けた母親と親族、そして、確かに自己肯定感は低かったのかもしれないけれど、目の前の不条理に諦めることをしなかった彼の頑張りが、この本に纏められた変化をもたらしたのかなと思えた。

人は、子どもや部下などの年少者に対し、無意識のうちに自分の思い通りに動かそうと発言してしまうことが多い。相手を大切に思うからこそ出る言葉だとそれが尚更だから、怖い。
私は、いつもこれを気にしているが、一時の衝動的で感情に任せたやりとりでうまくやれなくて、猛省すること度々だ。なかなかそんなに大人にはなれない。
工藤先生の子どもへの関わりは、あらためてこのことに気付かせてくれた。大人になりたい。

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