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超人ナイチンゲール

先日小5の娘が、学校の課題で伝記を読んだという話をしていて、そういえばうちの子たちは伝記とかそういうの、好きじゃないなぁと思った。

何でだろう?そうか、私も好きじゃない。
何でだろう?聖人が描かれるから?世のため人のために尽くすことの美徳が説かれるから?

学校の道徳も、それは本来の道徳なのでしょうか?と疑問におもうことがあって、それは、令和の日本で「嫌われず要領よく振舞う」、SST(ソーシャルスキルトレーニング)じゃん、と思ったりする。

最近は倫理の授業なんかはだいぶ変わってきたと聞く。いいな。私ももっと若い頃に倫理を楽しみたかったと心から思う。

話は逸れたのですが、むちゃくちゃ面白かった。
シリーズケアをひらくの白石正明さんが編集、アナキズムの研究者の著者が、クリミアの天使ナイチンゲールを描くなんて興味深すぎる。図書館で予約してから随分かかったけど、大満足でした。

超絶金持ちの超絶博識、統計学などの教養と、人を掌握し組織を動かすためのエネルギーを兼ね備えた、まさに超人でした。
文章がロックでアナキズム万歳なのも、ナイチンゲール像をある意味極端に(それで良い)変えてくれました。

そんなぶっ飛んだフローレンス(ナイチンゲールのなまえ)は体調崩しつつも長生きして、90歳に老衰で亡くなって、晩年は可愛らしいおばあちゃまだったんだよ、っていうのもほっこりして、新しい伝記を読んだ気がしました。こういう伝記、増えて欲しいです。

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