Saho Komatsu | CEO eminess Inc.

株式会社eminess CEO。 食品企業のブランディングやマーケティング領域の課題に…

Saho Komatsu | CEO eminess Inc.

株式会社eminess CEO。 食品企業のブランディングやマーケティング領域の課題に対し、戦略立案から実施までトータルにサポートいたします ボストンにフード留学していました。趣味は世界の食トレンド観察旅行。

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最近の記事

変化し続ける女性の心と身体に「食」で寄り添う「MOON TREATS」を立上げました。

本日9月1日、一人ひとりの女性に必要な栄養素が詰まったスイーツを毎月お届けする、パーソナライズ・サブスクリプションサービス「MOON TREATS(ムーントリーツ)」をローンチしました。 なぜMOON TREATSを立ち上げたか?「今の食事が10年後の自分をつくるから」と、食に人一倍気を使ってくれていた家庭の影響もありますが、私が「食と健康」についてより一層意識したのは、コンサルタントとして働いていた時。 スキル不足のため、先輩たちからビシバシと指導され、日付が変わるまで

    • 企業価値1兆4千億円!植物性ミルクブランド「Oatly」が取った時代を逆行するマーケティング戦略とは

      今世界で最もホットな植物性食品ブランドと言えば「Oatly(オートリー)」だろう。 1994年にスウェーデンで誕生したオーツミルクブランド「オートリー」。 それから18年。 今年の5月20日、オートリーはナスダックに初値22ドル(公開価格比30%高)で上場した。企業価値は約130億ドル(約1兆4千億円)と言われている。 世界が注目するブランド「オートリー」女優のナタリー・ポートマンさんなど多くの著名人もオートリーに出資しており、まさに世界が注目するブランド「オートリー」

      • 世界が注目するヴィーガン!最新のヴィーガントレンドをご紹介!

        最近日本でもよく耳にするようになってきた「ヴィーガン」 大塚食品やマルコメなどの大手食品メーカーから代替肉(豆で作ったお肉)が発売されたり、モスバーガーやドトールなどのファストフード店からヴィーガンハンバーガーが発売されたりと、続々とヴィーガン商品が登場してきている。 日本語では「絶対菜食主義者」と訳される「ヴィーガン」は、肉、魚、卵、乳製品は勿論、鰹出汁やハチミツなど動物性が入った食品を一切口にしない。 世界で拡大するヴィーガン市場豆を使用した肉を開発している「Imp

        • 10個のキーワードから見る2021年の食トレンド!

          お久しぶりです! 半年ぶりにnoteを更新します…。 noteやSNSからめっきり離れてしまっている今日この頃ですが、noteやSNSをきっかけにかけがえのない友達や、ワクワクするようなお仕事を得ていたことを思い出し、来年はもっとアウトプットしていこうと思っています…。 最近の近況報告を少し。 「今どこに住んでいるの?」とよく聞かれるのですが、今は東京に住んでいます! そして仕事はヴィーガン事業に携わっています。 ボストンで関心を持ち、日本でも広めたいな~と思っていたヴィ

        変化し続ける女性の心と身体に「食」で寄り添う「MOON TREATS」を立上げました。

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        • MOON TREATS 起業秘話
          1本
        • 「食」から学ぶ!マーケティング
          11本
        • アメリカ最新食トレンド
          14本

        記事

          マズローの欲求5段階説で振り返る!コロナウィルスが引き起こした食トピック

          コロナウィルスの影響で長引く自粛生活。 ”巣ごもり消費”が加速している今、最近スーパーではホットケーキミックスやドライイーストが品切れ状態になっている。 メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、それらの商品が定価の数倍で出品されており、それでも売れているというから驚きだ。 コロナウィルスが発生してから現在まで、今まで「購入できることが当然」だった納豆やホットケーキミックスなどの食品が品切れ状態になったり、「オンライン飲み会」など新たなワードが登場してくるなど、食市場は目ま

          マズローの欲求5段階説で振り返る!コロナウィルスが引き起こした食トピック

          コロナ危機を乗り越えるべく、工夫を凝らすアメリカの飲食店

          新型コロナウイルスの猛威にさらされる飲食業界。 外食ができなくなった今、多くの飲食店が経営難に直面している。 この危機を乗り越えようと、テイクアウトやデリバリーサービスを開始する飲食店が続々登場してきている。 医療崩壊が叫ばれているニューヨークの状況は、東京よりも厳しい。 市内全ての飲食店に対し、持ち帰りや配達以外での営業が禁じられている。 このため、多くの飲食店が生き残りをかけて様々な施策を実施している。 先日アメリカの飲食店が行っている施策をTwitterでつぶやい

          コロナ危機を乗り越えるべく、工夫を凝らすアメリカの飲食店

          未来の食について考える!Food×Techの注目企業8選

          2019年10月7-8日にシアトルで行われた「スマートキッチンサミット」。 北米を代表するフードテックイベントで、今年で5回目。ファイナリストには完全食を提供する「BASE FOOD」もノミネートされていました。(BASEスゴイ!) 今回は、スマートキッチンサミットのファイナリストにノミネートされた企業を含む、個人的に気になるフードテック企業8社を紹介したいと思います。 1.Future Meat Technologies「培養肉」Beyond Meatなど、大豆を使用

          未来の食について考える!Food×Techの注目企業8選

          10個のキーワードから見る2020年の食トレンド!

          アメリカのオーガニックスーパー「Whole Foods Market(ホールフーズ)」から、2020年の食トレンドが発表されました。 バイヤー、料理家などを含む50人以上のホールフーズのスタッフが、消費者の嗜好データ、自身の業務上での経験、食品およびウェルネス業界の展示会での人気商品などを元にまとめた、10個のキーワードを元に2020年の食トレンドについて見ていきましょう! 1.小麦粉の代替品グルテンフリーが高まるアメリカで注目されるのが、小麦粉の代替品となる粉。 米粉や

          10個のキーワードから見る2020年の食トレンド!

          アメリカで一番人気のファストフード店「Chick-fil-A(チックフィレイ)」!人気の理由に迫る

          ニューヨークのブランド調査会社「MBLM」が2019年に発表した、アメリカのファストフードチェーンのブランド親密度ランキング(Brand Intimacy 2019)で1位に輝いた店がどこかご存知だろうか? スターバックス?タコベル?マクドナルド? どれも違う。 答えは「Chick-fil-A(チックフィレイ)」である。 ハンバーグではなく、揚げたチキンの胸肉をサンドした「チックフィレイサンドイッチ」が有名な日本未上陸のファストフード店。 一見普通のファストフード店だ

          アメリカで一番人気のファストフード店「Chick-fil-A(チックフィレイ)」!人気の理由に迫る

          ニューヨーカーから愛された高級食料品店「DEAN & DELUCA」が失墜したワケ

          私が初めて海外旅行をしたのは小学生の時だった。行き先はニューヨーク。 街並みもレストランも道行く人も…何もかもが眩しくて、私はすぐにニューヨークの虜になった。 目に映るもの全てが新鮮だったけれど、食べることが大好きだった私の目をくぎ付けにしたのは、「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)」だった。 真っ白な壁。タイル張りの床。洗練されたデザインの店内。 日本では見かけることのない珍しい食材や焼き菓子。ショーケースの中にはカラフルなケーキや鮮やかなデリ。 まるで

          ニューヨーカーから愛された高級食料品店「DEAN & DELUCA」が失墜したワケ

          ボストンに住んで1年。ボストニアンから学んだ「ウェルネス」な生き方。

          アメリカ・ボストンで生活するようになって1年 レジで精算する前の商品を食べながらスーパーで買い物しちゃうこと。 お尻の形がくっきり出ちゃうスパッツを履いて街を闊歩すること。 カフェで隣に座った見知らぬ人に「トイレに行ってくるからパソコンと荷物見ておいてね~」と頼まれちゃうこと。 日本とは異なるアメリカ文化に圧倒され続ける毎日ですが、私が特に印象に残っていることを4つ紹介したいと思います。 1.「ヘルシーなファストフード」という新しい食文化ボストンに住む前、私の頭の中にあ

          ボストンに住んで1年。ボストニアンから学んだ「ウェルネス」な生き方。

          毎月自分に合ったワインが届くLA発のサービス「winc」から考えるサブスク成功のポイントとは?

          ワインを飲むのは大好きだけれど、ワインについての知識は全くない私。 お店でワインリストを渡されるとワタワタして、シャルドネやピノノワールなどのメジャーな品種を頼むか、同伴者がいる場合は「任せた!」と言って逃げてしまうくらいのワイン初心者。 「ワインが分かる女になりたい!」 そんな風に思っていた矢先、良いサービスを発見した。 ワインを学びたい!と思っている初心者にピッタリなサービスとは?それは、毎月自分に合ったワインがセットになって送られてくる「winc」というサービス

          毎月自分に合ったワインが届くLA発のサービス「winc」から考えるサブスク成功のポイントとは?

          ドーナツランにビールラン?!ボストンで美味しいエクササイズイベントが無料で開催される理由

          ボストンで暮らすようになって一番変わったことそれは、運動を定期的にするようになったこと! 港区OL(笑)をしていた頃は、朝から晩まで会社でパソコンに向かっていたため、運動といえば家から駅まで歩くことくらい。 ファッション雑誌に出てくるスタイル抜群のモデルさんを見ては「よし!運動してナイスバデーになろう!」と決意し、朝ランニングをしたり、パーソナルトレーニングに通うものの、ナマケモノで飽き性の私。 すぐにその熱は冷めてしまい、運動を習慣化することができませんでした。 な

          ドーナツランにビールラン?!ボストンで美味しいエクササイズイベントが無料で開催される理由

          新たな市場を創出?!ミレニアル世代から絶大な人気を誇るヨガウェア「ルルレモン」のマーケティング戦略に迫る。

          久しぶりのnote。今日は"食"から少し離れて、ヨガウエアブランドのマーケティング戦略について書いてみた。理由は最近私がワークアウトにハマっているから。ワークアウト後にヘルシーなフードを食べるのが最近のマイブーム。 さて。今回フューチャーするのは、ヨガやメディテーション(瞑想)の人気が高いアメリカで、今ミレニアル世代から絶大な人気を誇っているヨガウェアブランド「Lululemon(ルルレモン)」 日本にも大阪と銀座に店舗が存在しているため、知っている人も多いのではないだろ

          新たな市場を創出?!ミレニアル世代から絶大な人気を誇るヨガウェア「ルルレモン」のマーケティング戦略に迫る。

          「フレーバーでマッチング?」クノールが仕掛けた感情マーケティングとは

          ハイネケンのキャンペーン動画「#Open Your World」が話題になったポイントとは?オランダのビールブランド「ハイネケン」が2017年に公開したキャンペーン動画「Worlds Apart #OpenYourWorld」をご存知でしょうか? 公開後1週間でyoutubeの再生回数が約300万回になるほど話題になったので、知っている方も多いかもしれません。 「性を変えた人々も自分の意見を言うべき」と主張するトランスジェンダーの女性と、「男性は男性らしく、女性は女性らし

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          サンクスギビングの発祥地!ニューイングランドの食文化

          アメリカに住んで良かったことボストンに来てもうすぐ3か月。アメリカに住んで良かったことの1つに「世界各国の料理が食べられること」があります。 移民の国アメリカでは、見たことも聞いたこともないような世界の料理が沢山あります。 そのため、最近はその国の食文化や歴史を学んだ上でレストランに行くようにしています。そうすることで、その料理が生まれた背景や料理の特徴を知ることができ、一層料理を美味しく食べることができるようになりました。 今回は、今私が住んでいるボストンが属するアメリカ

          サンクスギビングの発祥地!ニューイングランドの食文化