見出し画像

突発性難聴【発症15日】2023.12.26

今日は耳鼻科と仕事退職日。

午前中には耳鼻科に行き、4回目の点滴治療。
ビタミン点滴治療を始めてからは、1日1日何かしらの変化があり、改善している実感があったおかげで、何とか気力が保たれた。

相変わらず中途覚醒が多く眠れないが、不自然なほど日中も眠くなることはなく、点滴中も目を閉じているだけで眠くない。

(HSPの方には分かるかもしれないが、どんな環境であっても眠いことが多い私にしたら人生初の経験。笑)


聴力は少し回復したが、耳鼻科の高音BGMが頭に響き、頭痛がすることで居心地が悪いのもあるかもしれない。
おそらく正常な耳だったら、このオルゴール調のBGMは癒されるのだろう…

この状況で、同じ場所・同じBGMを聴く理由は、自分の耳の状態判断の比較要素の1つでしかない。


退職するまでは!と気が張っている私は、聴神経に刺激を与えたほうが神経回復も促進されると思い、嫌なBGMも極力受け入れるようにしていた。


BGMに耐えながら30分以上の点滴治療。
お会計、630円。
安い…笑
鍼灸と比較すると本当に安くて有難い。笑




午後からは仕事。
退職するつもりでいた私は、お世話になったお礼に菓子折りを持参した。
復帰する予定はないが、来月まで籍がある以上はメッセージに下手なことは書けない。笑

詳しい事情を知らない方もいるため、
「今まで大変お世話になりました。今の時点では体調が回復するかは分かりませんが、またご縁がありましたらどうぞよろしくお願い致します」と。

…心の中で、1つ区切りがついた瞬間だった。
耳の症状が軽度であればもう少し続けたかったが、今はストレスになるものを1つでも排除しなければ自分を保っていられなかった。

退職日ということで、気を遣って挨拶に来てくださった方もみえれば、お菓子を準備してくださった方もいた。
優しい方が周りにいてくださって本当にありがたかった。

最終日は、リハスタッフの方々が事前に患者さんにキャンセルや変更の連絡をして頂いていたおかげで、普段担当する患者さんの数の3分の1まで減らしてくださった。
本当に有難い。

最終日なので、甘えさせてもらったのと、耳と頭とメンタルが限界だったため、患者さんのリハビリする時間以外はリハ室から脱出し、書類の整理や耳の休息に努めさせてもらった。

本当は泣きたくないのに、情けないことに最後まで泣きっぱなしだった。

仕事が終わり車に乗った瞬間、安堵したのと、皆さんの気遣いが嬉しかったのと、不安なのと、色々な感情がごちゃ混ぜになり、ひたすら泣きながら運転し、帰宅した。





◇発症した方に伝えたいこと

この頃、私の聴力は改善傾向ではありましたが、聴覚過敏の症状が強く、外出はなるべく控えていました。

スーパーやドラッグストアなど、最低限の買い物での外出は必要だったので、【発症13日目】で記載した耳栓をして出かけるようにしていました。

耳栓をしたところで、ある程度の音は入ってきますし、頭に音が突き刺さる感じがするのは変わりないのですが…

聴覚が過敏…ということは、神経が回復している途中であって、あまり音を遮断しすぎても良くないのでは?という考えもあり、付けたり、外したりを繰り返していました。


今回は、今までと異なり、突発性難聴を発症した方が聴覚過敏が出現した場合に"耳栓をしたほうがいいのか?"という疑問に対して、私の体験と少しの知識と経験を交えて述べてみようかと思っています。

結論から言うと、Web上で文献やサイトなど色々検索しまくりましたが、これ!!という資料が見つけられなかったので、あまり興味がない方はココで読むのをやめた方がいいと思います。笑

もし、その道の専門家の方がこの記事を見て頂いていたらコメントで教えていただきたいです。
(よろしくお願いします)(/ _ ; )


聴覚過敏については【発症10日目】にも記載させていただきました。
色々調べた結果、"聴覚過敏を引き起こしている根本の原因の治療が必要である"という事実は分かったのですが、耳栓の話はあまり出てこないのです。

記載してあっても、
・耳から入る音の情報が減少することにより、脳がさらに敏感になり、聴覚過敏が慢性化しやすくなる

・ある特定の周波数をカットする耳栓であれば有効

・生活に事情をきたすほど不快であれば、無理に聴くことなく、耳栓を装着したほうがよい

などなど。

こんなにも意見にばらつきがあるのは、聴覚過敏になる原因が複数あり、不快に思う程度や音の個人差が大きすぎるからだと思われます。

【発症10日目】では、ものすごく簡単にフワ〜ッとまとめてありますが、聴覚過敏は奥が深いのです。
具体的には、
ストレス,鬱,PTSD,てんかん,偏頭痛,発達障害,突発性難聴,メニエール,低音障害型感音難聴…

原因となるものがありすぎるので、このくらいにしておきますが、こんなにもあるのです。
(そりゃ特定不能って片付けたくなりますよね。笑)


ここで、私のちょっとした知識と経験も交えます。

整形疾患の中でわりと出会う疾患として、橈骨神経麻痺や腓骨神経麻痺があります。
簡単に言うと、その神経が担当している部分の筋の神経が麻痺したことにより、筋の収縮が不能もしくは不完全な状態のことです。
そのせいで、歩行や手を動かす際に支障が出てきてしまうのです。

このような状態の方に対して、物理療法では電気刺激を行ったり、運動療法では徒手的に刺激したりと、様々なアプローチを行い神経促通を図ります。

弱っている神経に対して叩き起こすようなイメージです。(言い方雑ですね。笑)

聴神経も同じ要領で、耳を使わないと神経が促通されずに聴こえなくなってしまうのでは?と感じた私は、上記のように耳栓をこまめに装着・着脱を繰り返し、偏らないようにしました。

あと、ある程度、脳に聴覚過敏の耐性をつけていかなければ一生このままかもしれないという恐怖心から、少し無理してでも聴かなきゃ!と考えていました。


また後々記事にしますが、3ヶ月経とうとした今現在、聴覚過敏は残存していますが、当時ほどツライ状態ではなくなりました。

音の耐性がついたのか、聴力がある程度回復したからなのか、自律神経が整ってきたからなのか、耳栓するタイミングを管理したからなのか、何が良かったのかは結局分かりません。


ただ、体験した者の意見からすると、耳栓はある程度したほうがいいと思われます。
やはり、脳に突き刺さる感じがするほど不快というのは、かなり精神的につらいものです。
メンタルがやられてしまうと、外出もできなくなり、食欲もなくなり、不眠になり、自律神経が乱れます。

後々、この自律神経に私は苦しめられます。

メンタルがやられるくらいなら耳栓をして、気分転換に外出して、好きなことしたほうが良いと思っています。

耳鼻科の医師に、
「こういう過敏な時は耳栓してもいいですか?」とお聞きしたところ、
「いいですよ〜!」
とのことでした。
あまりにもアッサリした返答だったので、
どの程度の過敏さなのか問診もしてないのに、なぜそんなことが言える!?と、メンタル最悪で卑屈な当時の私は素直に聞くわけでもなく、調べまくったのです。
その結果が、今回の記事になります。笑



限定的かつ私情も入った結論のない変な記事なのに、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます(*´-`)
読んでやったぜ!という方は読んだ証にハートタップしてもらえると嬉しいです。笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?