見出し画像

自立への道 不登校が呼び覚ますもの

今週末中野で、かつて不登校だった子どもたちが大人になって当時を振り返り、半生を語る、インタビューを集めたドキュメンタリー映画の上映会&トークセッションがあります。


不登校じゃなくても、今の学校教育に違和感を覚える、子どもに合った居場所や学び方を探している、子どもと暮らす日々を、もっと自由に楽しみたい!そんな方に見ていただけたら嬉しいです。

人生を旅に例えると、学校に行く行かないは、パックツアーと、バックパッカーの違いという話を聞いてなるほどと思いました。
どっちが良い悪いではなくて、好みの問題だったり、その時の目的や気持ちに合わせて、選択すれば良い。

一人で海外なんて不安!とか効率良く行きたい場所を巡りたいという人もいれば、自分のペースでいきあたりばったり、1つの場所を暮らすように味わいたいという人もいる。

でも情報交換することで、どちらの良さもあることが分かり、なるほど台湾なら一人でも行けるかもとか、一人だと行きにくい場所だけオプショナルツアーに参加してみよう!とか、0か100かじゃなく選ぶことができると、違った世界が見れますね。

同じように、いろいろな学び方や、学校との付き合い方(社会資源の1つとして部分利用)もあるんだ!と、みんなが気負わず、選択できるようになったら良いなと、元不登校児の私は思います。


私は30年前、小学1年の1学期だけ通って不登校になりました。
理由は当時うまく言葉にできなかったけど、両親が不仲で機能不全家庭だったことや、今で言うHSP気質+場面緘黙症もあり、同級生のイザコザや意地悪を目撃するだけで胸が痛く、学校でがんばるエネルギーが全くない状態でした。

卒業するまでの6年間は、じっくり引きこもって充電したり、保健室登校したり、適応指導教室に通ったり、2つのフリースクールをスポット利用したり、不登校仲間と平日昼間に映画を見に行ったり遠くまでサイクリングしたり、、今思うと当時にしては恵まれた不登校ライフだったと思います。 

そんな経験から、子どもが生まれてから保育を学び、子どもが地元の小学校に上がると昔とあまり変わらない学校への違和感や、そこに通わせる罪悪感のようなものを感じて、子どもたちの探究心や、伸びていく芽を摘まないために、私は何ができるかな?と考えはじめました。

この映画も公開早々に見に行きましたが、とても良かったです。
子どもたちがどう感じるか知りたくて一緒に見に行ったけど、今の家や近所の友達がいいから移住とかしたくない〜と。

地方移住に憧れる私にとっては残念だけど、今の暮らしに愛着を持ってくれてるのは嬉しいし、得難い面白い仲間に恵まれてるのは確かなので、今いる場所を最大限良いところにできるように、試行錯誤しなさいということかと思っています。

あわよくば、歳の離れた次女はあんな夢のような小学校に入れたいな〜と憧れは持ちつつも、今は子どもたちを通して、公立校小学校と出会い直す日々を送っていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?