神統記の特色=カオスが生じたと述べている

まず原初にカオスが生じた

ヘシオドスの神統記は、世界の始まりをここから語りだします。

旧約聖書の創世記では

地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。

と言う場面から神様による天地創造が始まります。

つまり、旧約聖書では、「混沌」が造られた、ないしは生じたと言う記述はないのに対し、ヘシオドスの神統記では「カオスが生じた」と述べています。

どうも、「世界」と言うものについての認識が、ギリシャ神話と聖書ではかなり違うのではないか、そういう気がしてきました。

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