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秋作準備と硬盤破砕と半夏生過ぎの草とり他

夏至から10日後、もしくはその後の5日間を「半夏生」と言います。

2023年は、7/2もしくは7/2-7/6です。

この半夏生を過ぎたら、秋作に向けて頭を切り替えるべきではないかと思いました。

しかし、実際には、畑には草が生い茂っています。

草を取りながら、秋作の準備を進めるにはどうしたらよいか?

前にマルチを剥がすために買った「踏み犂(土起こし器)」を使ってみることにしました。

夏草が手強いのは、背丈が高くなる雑草、匍匐性雑草、ツル性の草、根を張る雑草などが混ざって生えているためだと思います。

匍匐性雑草は、地面に茎葉を伸ばす雑草ですが、茎葉どうしが絡まる、もしくは他の草と絡まるので、「根」を切るだけでは容易に取れません。

特に地面に伸びた茎葉から「不定根」と言う根が出てくる種類の草は、元々の根(種子根)だけを切っても取れないので、手間がかかります。

またツル性の草のツルが伸びて、他の草、特に背丈が高くなる草に絡まっていると取りづらくなります。

要するに、その草の本来の「根」だけでなく、他の草との絡み合いや不定根等、「複数」の部分で接続されているために、取りづらくなっているわけです。

そこで、まず立鎌を用いて、ある程度、茎葉を切りました。

そして、レーキを用いて、切った茎葉を掻き出しました。

こうすると、茎葉やツルでの絡み合いがなくなるため、かなり草は取りやすくなります。

こうしておいて、根を張るタイプの草の根元に踏み犂をあてがい、根ごと掘り起こす事にしました。

踏み犂で掘り返すことは、地面より下30cm程度のところにある「硬盤」を壊すことにもつながります。

この間、「深く耕し」て硬盤を壊すために、備中鍬などを使ってきました。

民具の研究結果などを調べてみたのですが、田んぼでは、深さ30cmぐらいのところにある「硬盤」を壊さず、その上の部分を耕すように「犂」が工夫されてきたようです。

硬盤を壊してしまうと、水を貯められなくなるからです。

犂は「5寸」とか「7寸」とかを耕す・・・1寸=約3cmなので、15cm-20cmぐらいの深さを耕すように工夫されてきたようです。

それ以上の深さを耕すことは「バン(盤)を壊す」として勧められていなかったようです。

見沼のように田地を野菜畑に転用している場所の場合、むしろ、「盤を壊す」方がよいと思われます。

この間、既存の犂を改良する事も考えてきたのですが、こうした民具研究の成果を学ぶうち、違う方法を考えた方がよいと思うようになってきました。

そこで踏み犂・・・スコップのように足を掛けて、地面に爪をめり込ませ、深く掘り返すことができる農具・・・の活用を試みたわけです。

複数の道具を使い分けて、雑草の茎葉や根を除去した場所は、秋野菜の畝を作りやすい状態となりました。

菜園起業大学の受講生にも踏み犂を使ってもらいましたが、少し疲れるとの事でした。

今回使用したのは、ホームセンターの「お買い得品」の踏み犂でした。

もうちょっと、お値段が高いものを使えば、疲れ方が少なくなるかもしれません。現在、検討中です。

とにかく、半夏生まではなるべく草とりの手間を減らす・・・春草で放っておけば6-7月に枯れるようなものはなるべく相手にしない等・・・方向で考えてきました。

半夏生を過ぎたら、単に草とりをすると言うより、秋作の準備が進むような形で「耕しやすい」場所をなるべく手間がかからない方法で造ることを心がけるようにした方がよいと思います。

2週間予報は、連日30℃以上の真夏日どころか、日によっては35℃以上の猛暑日まであるとの予想を伝えています。

しかし、同時に雨が降る日もかなりあるとしています。

雨が降り、湿度が高く、真夏日~猛暑日のような気温・・・超ムシムシ状態が続くようです。

空梅雨のようで空梅雨でない、真夏のようで真夏でない、そういう日々が続くのでしょうか?

五枚目の数字づくり、本日のお題は、「8」、「8」、「11」、「2」を使って、「4」を造るです。

頭の中で考えていないで、実際にポーカーチップを積んだり、並べたりしてやってみましょう。

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