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ベトナムのCOVID-19記録

隔離生活終了とともに、食べたくなったもの。

ベトナムの甘いプリン。

本当は市場の手作りがいいけど、また今度。


さてさて、細かい日付などはわからないけど

ざっくり書き出してみようかね。

1/20頃ダナンで発症した中国人の親子が

サイゴンで入院したとの事で、23日に娘たちが

テト(旧正月)休みで帰国した際に、空港での

感染リスクあるかな?と、心配だった。

その後に北部で、武漢からの研修から帰った

3名が感染したとわかり、2/1にベトナムは

中国とのフライト全てを中止した。

また、テト休暇を延長するように要請。

学校は1,2週間休校、となったが結局延長延長で

現在、確定で4/19までだけど、サイゴンは

5/15再開を「目指す」との事。

確か、この前後に陸路も国境封鎖してる。

2/13には陽性者6名だったけど、先の武漢帰りの

住む、ソンロイ村を20日間封鎖した。

この頃に、正式な数字を記録していないけど

中国人の労働者や、中国から帰国した人など

5000人以上が、自宅待機で隔離されてたけど

その後、3/5まで新規感染者はゼロ。

また、韓国の大邱での感染拡大を受けて

大邱便を中止したり、到着した韓国人を

隔離したり、しばらくバタバタしてたけど

2/29には韓国人のビザ免除を停止して

ついには韓国便も停止…といように

とにかく、リスクのある事を徹底的に排除。

最後の患者さんも2/26に退院して、このまま

収束するのか?と思ったけどね。

実際、2月中はベトナムは大丈夫と思ってた。

もちろん、今でも死者ゼロ含め、全然OK。

ただ、3/4にカンボジアからベトナム経由で

名古屋に帰国した方が、セントレアで陽性判断

その結果を待てずに、折り返したVN341便が

隔離対象になって、結果的にほぼ全員が

そのまま、日本に帰るという事も起こり。

日本の感染者数も、ジリジリと増えてきて

いつ、入国できなくなるか?もしくは

14日間の隔離になるのか?

と、ひやひやしだした。


そして、想定内といえば想定内の第2波が

いくつかのクラスターを起こし、4/1からの

社会的分離を発令に至りました。

主に、3/6以降に欧米からの帰国者からの

クラスターの最初、17人目の患者さんの家は

通りごと封鎖され、消毒薬を噴射され

ある意味、センセーショナルな報道だったので

誰もが、ピリッとしました。

現在では、あまり詳細は出てきませんが、当初

感染者がでると、アパート名や地域もニュースに

出てきていました。実際、あの消毒をみたら

すぐにバレるので、同じかもしれませんが…

その後は、そもそも、ハノイやホーチミンの

空港は受け入れず、地方に着陸させそのまま

隔離施設へGO!!なので、陽性者が出ても

ふわふわと広がる可能性はほぼありません。

3月に入ってからの、各種規制は地域によっても

様々で、色々前後したり、微妙だったりだけど

3/12にEU8カ国のビザ免除停止、この辺から

ビザ持ってたら、入れるの?14日隔離なの?

と、ざわつきが広がります。

ちなみに、個人的にもパスポートが5月まで

ビザも3/12まで、ということで、3月に帰国して

更新するか?と思ってたので、急いでこちらで

更新の手続きを進めました。なんとかセーフ。

こういう時に、身分証明書がないのは外国では

絶対的な不安ですから…そもそも、帰国したら

いつ戻れるかもわからないので、もう

「動かずに待つのみ」確定です。

私がわかる範囲でのサイゴン中心の流れは

3/14 バー、カラオケ、マッサージ営業停止

3/16 公共の場でのマスク着用義務(罰金)

3/17 全てのVISA停止の上、3/7まで遡り

入国者の追跡、PCR検査、隔離(自宅やホテル)

3/18 ベトエア日本便4/30まで停止

3/19 全ての国際線運行停止を調整中

との領事館からの通知が入る。

3/22 全ての外国人の入国停止

3/24 18時から。30席以上のレストラン停止

3/25 夜 自宅アパート封鎖

3/26 見解の相違など、問題があり、

結果的には首相指示15号によって、レストラン

カフェなど全面的に店内飲食が停止。

急なデリバリー対応、集中によって、かえって

ドライバーが人気店に群がるなどトラブル。

3/28 首相指示第15号実施。

20人以上の宗教集会やイベントの禁止や、

学校や職場、病院での10人以上集まる事を禁止。

公共の場では、2メートル離れる事など。

3/31 首相指示第16号(15号を厳格化)

4/1から、都市間、省をまたぐ人の移動を禁止。

バスやタクシー、グラブカーを停止。自家用車や

社用車などのみ利用可能。(物流はOK)

4/1 社会的分離宣言。4/15まで。

地域差もあり、ハノイはグラブバイクも停止。

ダナンはグラブバイクもデリバリーも停止。

サイゴンはデリバリー、グラブバイクは運行。

4/15 ダナンのデリバリー再開など、一部地域

緩和したものの、ハイリスク地域12省で22日まで

首相指示16号維持、リスクのある地域は

首相指示15号に準じる。リスクのない地域では

高校などから学校も開校され始める。

そして迎えた、4/22。

新規感染者は5日以上ゼロ続き、タクシーなどの

再開も承認されるとの記事も出ていて

みんな期待して、決定を待ってました。

ハノイの一部を除いてハイリスク指定は解除。

しかし、首相指示15号に準じるという事で

タクシーなどの完全復旧もなく、grabに関しては

7人乗りに2名乗せられるが、4人乗りでは1人。

乗車率を50%に抑える事が条件。

更に、健康報告書を提出する必要がある様です。

ネットに登録するのですが、入国時の空港、

日付、便名、パスポート番号など、要するに

入国の際の健康報告書に準じる内容です。

台湾やマレーシアなど、携帯の追跡など

使ったようで、日本でも導入されるかも、という

システムがありますが、ベトナムにもあります。

ただ、詳しい情報を得られる代わりに、自分も

監視されるので、私は登録しませんでした。

おそらく、多くの人が使っていないでしょうが

grabカーは外国人も使いますから、登録者は

増えるでしょうし、今後の新規感染者の

接触経路を確保できるので、この対策に

してると思います。悩ましいけど、これは

使わないわけには行かないかな…。

5/4からはホーチミンの小学校や幼稚園も再開する

見込みが出てきたようで、後は、レストランなど

営業が完全復活できるのかどうか。ですね。

正直、現時点での鎖国状態は、他国の状況含め

まだ当分は続くでしょうが、しゃあない!

とりあえず、感染の流行のないベトナムでは

日本含め、他国の収束を待つしかないです。


さて、社会全体のながれはこんな感じですが

COVID-19感染者の総数は4/23現在、

感染者268人、アクティブ44人。

死亡者はゼロ、7日間新規感染者なし。

3/8以降の入国者など、地方の隔離施設に14日間

滞在させて、PCR検査もして、1ヶ月以上経ち

陽性者が減った事もあり、今日から海外にいる

ベトナム人を帰国させる飛行機を受け入開始。

同じように地方空港で受け入れ、隔離して

14日間は家に帰れないわけですが、かなりの

人数が希望しているようですから、この後

また陽性者が出る可能性は大きいです。

ただ、隔離施設での対応が適切であれば、そこで

くいとめられるので、あと1ヶ月くらいで、ほぼ

収束するのではないかと思えます。

さて、ハノイが首都なので、帰国者も多く

病院で50人越えのクラスターも起こったので

現状サイゴンより、やや厳しく、現時点で

アクティブ31人。また、いままで再陽性の方も

2名でているものの、あと少しです。

サイゴンではアクティブ1人まで来ました。

知る限りでも、サイゴンで10棟程のアパート

封鎖を引き起こしたBuddha barのF0患者が

でたのが3/20頃。じわじわと外国人の住む

サービスアパートメントが封鎖され、奥様達も

戦々恐々、お米の備蓄などちょっとした騒ぎに。

そんな中で、少しは備蓄し始めようと買い出し

ついでに、ラーメンも食べておこうと思った

3/25に我が家も封鎖。虫の知らせだったかな。

その後も、F1,F2感染者が出たりしましたが

4/10頃にはアパート封鎖は終わったようです。


サイゴンに住んでいると、社会主義国家なのを

忘れがちですが、こういう時は思い出します。

確かに2月から3ヶ月間の休校措置は、大変厳しい

対応ですし、お母さんたちは大変でした。

ただ、基本的にベトナムのローカルの学校は

親がバイクで送り迎え、午前午後で別の学生が

同じ校舎を使ったりします。

送り迎えは、じじばばの場合も多いですし、

そういう意味では、日本とは違うリスクが

ある環境です。

そして、ベトナムはご老人を大切にする

お国柄で、今回も政府からの一斉メールに、

度々、60歳以上は家から出ないで!

と書かれていました。

台湾同様、SARSでの教訓を活かす意味でも、

早々に大胆な決定をし、日々修正して来ました。

感染疑いが出ただけで、アパート丸ごと封鎖って

日本じゃ考えられないですもんね。

辛いけど、検査もしてもらえるし、安心もある。

日本や、欧米諸国からも、社会主義国家の

ベトナムでは感染数などの隠蔽を指摘される事も

多々ありますし、無いとは言い切れません。

だけど、今、日本に帰りたくないくらいの

安心感はあるのです。

私の場合、営業停止するしないの瀬戸際に

濃厚接触しそうなバーに行った人のせいで、

隔離生活になってしまったので、やれやれ…

とは思いました。

しかし、日本人街でも陽性者が飲み歩いてた

なんて噂も聞いてたのに、私だってラーメン

食べにいったもの。

運悪く、ラーメン屋で感染したかもしれない。

身近に起こると、一番、思うのが自分が感染して

周りにうつすのが怖い、という事だと思います。

勿論、苦しい思いも、死にたくもない。

だけど、それ以上に周りに迷惑かけたくない。

ベトナムではバイクに乗る時に、排気ガス対策で

布マスクをするし、罰金だったから出来たし

手先ジェルなどは、若い子たちはよく使ってたし

日本人ほど、手洗い、うがいはしないかもだけど

多分、みんなじじばばにうつさないように、

という気持ちが、一番大きいんじゃないかな。

アパートの封鎖という、あまり経験しない事

だったからだけど、救援物資もいただいたり

なんのかんの、不安がないのが、免疫力に

いい影響だったのかもしれない。と思います。


まだ、ビザの延長など外国人としての諸事情も

ありますが、再入国出来る迄は、ベトナムにに

留まろうと思っています。


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