あんこう

かそめく古寺の杜の閑とな、闇くれぬる
舎利の沙にもぐりて己が沙になり化かし
そこ、はかもなく、鬼火ゆれことに響かしむや
肝吊られ、だれりひらく大口の肴が別れ酒

をちなみのくちしみりさめはるるらん

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