セピア

みおろした山門の、桜かれて四十萬とし
おいた陽だまり映すや、西の四千里
つづら折りふる花の跡に城は亡き
そに仕えた証とね、若き山の色はあせぬる

もやにたつ一つ目の火のさそひやうやうやうよとの春は化け物

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