あき彼岸

艸の原 枯れゆく清秋となり申す
いずくに置きわすれしか、洗いの山のことも
種と散るにはまだ若かりし この紅花の
あといく片かと、たち消える雲を数えるらん

海風すさぶ海豹のうく影もなく松の手には雲

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