牛玉寶印

をひかけの赤鬼睨むや、西の御福窓
褌にむかれた芋らが地獄鍋の底 あらひて
ぐつらし闇とけし香のゆくへをや、さぐり かなぐり
蝋灯に宵の糸はみじからう、我が生をにて

なが汐にうきつかきゆく相模のみ

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