巣籠

月の、日の、小は洞に眠りける
うきてきになり柿の実の、つゆさえも渋きみ
せに登るや、ちさき雲のひとつ、ふたつ
つぼみ、あたたむ春野まで、なれ等ながらへよ

霜の浜の冬ふきぞめる雲と雲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?