恋つばめ

ささなみの、浪江谷津田 緑やまねが健やかく
高瀬あらふ、清水に垂るる藤が来世、ゆらと占ぶれば
空羽振り、妻おふ、仔らは土壁のしみか
つばくら背が笑ろふ 秣たへなば駒も消ぬべし、と

ほしのふるぼし 切な切なと 腕にならべて 夜伽ぎばな

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