虫だしの

かみとよむ 大鼓うつなる宇都宮
鞍掛ゆ見し故郷の、新里街道に憶へる母子草
契を忘れぬるか、と、雨乞いの涙ふるべし
春なき春を喰ふ鬼虫の頭に、いかづち落とし賜ふ 

星にげかくれ ひと波しらね 来ぬ風も

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