松蝉

もののふよ 八十にわかるれ朝霞の千歳遠浅
桜さく西行が花見とまごふや 苫東の丘は晴れ晴れを
日ぐれてなほまつ風 安平の水の清らかく
星うつひれびれ竿になびく尾はいくつ 数えて眠れ

うき舟きえて なくなみなしも あともなし

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