狐の提灯

しまいなき鳥居にさぐ灯のあかあかと
のぼりてはてぬ嫁入りの山
さがりにほふは何れの火採や
宝鐸とゆれる青銅のしづかなり

南にさそう君と頬を寄せて転ちむすびし潮騒の沙は燦燦と白

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?