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毎日見ていたのに、全然気付けなかったこと

携帯ケースの話です。

でも、これって携帯に限った事じゃないのかも。

そんなことを感じたので書いています。

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今日携帯ケースを買い替えました。

理由は、びっくりするぐらい黄ばんでいたから。

毎日手に取り何時間も使っていたというのに、色の変化に全く気付きませんでした。

鈍感な主人でごめんよ。


今までは手帳型を愛用していたのですが、機種変更した時に気に入ったものが無く、暫定的にカバータイプを購入。

初のカバータイプ購入で、この手のものは「黄変」していくことも知りませんでした。

毎回手帳型を選んできた人間としては、
カバーだけになるのが内心ドキドキ。
しかし、そんな違和感も何処へやら。
習慣を変えるって思っているより案外簡単なのかも。

生まれながらのスマホ世代では無いけれど。目覚ましから始まり、仕事のやり取り、株に、LINEに、SNSに、電子決済の頻度も増えて、身の回りの中ではダントツの密着率。

とりあえずのカバーだったけど、手帳型とは思いの外あっさり決別できたので、振り返れば4ヶ月近く共に過ごしていました。

おはようおやすみを繰り返しながら。

その間、カバーは私に気付かれないよう、ゆっくりゆっくりと黄変していったようなのです。

恋愛話みたいだな文字面だな。
携帯カバーの話です。

カバーからすれば、

「ちょっと、いつまで仮なんだよ。手帳型とはとっくに決別したんだろ!」

「そろそろ向き合ってくれよ。俺にはもう時間がないんだよ、いつまでもお前の好きな透明じゃいられないんだよ!」

とか思われていたのかな。

ないない。

先週娘が、

「なんか携帯が膨らんできた。カバーが変な感じ。」

と自らのキッズ携帯の異変を察知。

バッテリーが膨らんでいたようで、急いで替えのバッテリーを手配する事がありました。

その時、ようやく発見に至りました。

あれ?あれれれ?

「ちょっと!私の携帯カバーなんか黄色くない!?」

娘は塾に行く時だけキッズ携帯を手にしていました。

母は毎日四六時中携帯を手にしていました。

なのにね。

寧ろ、

だからなのかな。

クイズ番組で、風景のある部分だけが徐々に変わっていくのに全く気付けず、あっさりタイムオーバーな気分。

あまりに日常で、すっかり自分の生活に溶け込んでいる、もの、こと。

きっと携帯以外にも沢山ありそう。近すぎてその変化に気付けずにいる事って、何だろう。

・いつの間にやら母親の肩より高い身長になっている娘。

・暴飲暴食してる訳でもないのに代謝が悪く太り気味な夫。

・コーティングが剥がれてきたのか、焦げつくようになったフライパン。

・すっかり伸びた髪。

・いつのまにか散ってしまった桜。

共感を得るような例えが続かないけど。

色々ありそうだね。


隅々まで気にかけて生きるなんて、そんな神業無理だけど。立ち止まったまま劣化しないものの方が世の中少ないのかもしれない。

気付いていないだけで、変化しているものは山ほどある。

きっと、自分も。

そんな事を教えてくれた4ヶ月間の相棒でした。









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