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高野山と不思議な縁

こんにちは。

みなさんGWいかがお過ごしでしょうか。
彩夏です。


5/3 憲法記念日


私と娘は朝活。
行き先は霊峰「高野山」


高野山 大門

高野山は渋滞がひどい。
油断するとどの駐車場も満車になり、車を停めるにも一苦労する。
高野山到着8時にも関わらず、すでに観光客も多かったけれど、さほど苦労することなく駐車場も見つかり一安心。
まずは高野山入り口の大門からと思い、大門から奥の院へと徒歩で移動。
今回の高野山は、ホームステイ先のファミリーに関西の紹介をするためのアルバム作りに使う写真を撮りに行った。海外からの観光客に高野山は人気だからだ。


お天気も良く、写真も上々。

根本大塔withこうやくん
金剛峯寺


到着時は涼しく快適だったが、歩いてるうちに程よく疲れてきたので、少し休憩することにした。


タイミングよくカフェがあった。
店内にはまだお客さんがおらず、そこで休憩することにした。
オーナーさんはマダムな風貌。
店内はなんだかオシャレ。
「もうオープンしてますか?」
「どうぞ〜。好きなところに座って。あ。ここ、ここに座って」


好きなところではいけなかったらしい。


メニューを見た。
《ランチ10セット限定》
ランチにはまだ時間が早い。
《ケーキセット》
飲み物は選べるみたいだったので、ケーキセットにした。


「ケーキセット2つお願いします」
「わかりました〜。飲み物は?今日は珍しいお茶用意してるの。それでいいわね」


お茶、一択らしい。


運ばれてきたのは、マダムお手製と思われるロールケーキ。
そしてオススメのお茶を飲んでみる。
香りも味も、特に特徴もなく、でも自分が経験したことないお茶だったので
「これはなんていうお茶ですか?」
「なかなか手に入らないのよ。海外で買った珍しいお茶。私、海外38ヵ国行ってあるの。もう残り少ないからね〜」


お茶の名前は教えてくれないらしい。


そこからはマダムのマシンガントークだった。
お店は年間2ヶ月のみ営業。
GWはゲストが来るからオープンしている。
海外に住んでいたことがある。
一応デザイナーだから店内写真禁止。


会話の流れでマダムが「海外はよく行くの?」と聞いてきたので、とくに深く考えず「来月からアメリカに娘が留学するんです」と答えた。

「アメリカ?!どこへ?」
「ロサンゼルスです」
「私の娘も14歳からロサンゼルスのハイスクールに入ったのよ。心配だからロサンゼルスに家を買って、私も38歳から14年、娘と向こうで生活してたの」


ロサンゼルスは危険と隣り合わせ→夜8時以降は外出しちゃダメ→甘い気持ちで行くもんじゃない→セレブリティな人の助けがないと苦労する→2年ぐらいじゃネイティブになるどころか英語なんて身につかない→大丈夫なの?

この流れを恐らく5ターン聞いた。

この他にも、ネガティブになる話はたくさん聞いたんだけど書ききれない。
心配だったり、不安に思ってるところへ、余計にネガティブな感情が湧いてきて正直心がしんどくなってしまった。

でも…
マダムの話は、所々「私はセレブだから」という自慢が混じり鼻につくところもあったのだけれど、これから留学がスタートするにあたり、娘の叱咤激励にはなったんじゃないかと思う。
浮かれた気持ちで行っても、留学を乗り越えることは困難だろうし、まずロサンゼルスは短期留学で行ったカナダのように治安が良いわけではない。
危険なことも沢山ある、楽しいことばかりじゃないんだと、マダムに諭された事は、娘にとって有意義な経験だったように思う。


最後にマダムは
「嫌になるようなこといっぱい言ったけど。そんなこと誰も言ってくれないでしょ?ママは大事な一人娘を手放すんだから。しっかりね。留学から帰ってきたら会いにきて。お店ほとんど閉めてるけど、きっとご縁があって今日出会えたんだから。また会えるわね」と娘にハグをしていた。


私にも
「ママも心配よね。家買っちゃえばいいのに。勢いで買った家だったけど、1億かかったの」
そう言って握手された。


買えねーよ!


ふと立ち寄った店だったけど。
マダムが言ってた
「高野山が引き合わせてくれたご縁」だったのかもしれない。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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