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見守ること

いきなり寒くなることに耐えられません。


こんにちは。
彩夏です。


娘が留学に出発してからもうすぐ6ヶ月。
9月のこと。
娘の帰国したいという気持ちが爆発し、色々と大変な毎日だった。
親として、そんなに辛いなら帰っておいでと言ってあげたい気持ちと。
娘の夢を考えると今帰国してしまったらずっと後悔として心に残るんじゃないかという気持ちと。


私自身どうするのが正解かわからなくて
「帰れるのはいつでも帰れるから」という言葉で帰国の決断を先延ばしにしていた。


「何が1番耐えれやんの?」
そう質問しても本人は
「わからない」


そのうちだんだん私も腹が立ってきて、つい
「自分が決めた進路やろ?どうしても行きたいって言ったのは自分やろ!」と怒鳴ってしまった。


娘からも連絡してこないけれど、
私も連絡しなかった。


不安はもちろんあったけれど、
きっと娘は自分でちゃんと乗り越える。
そう思ったから。


その帰国する騒動から約2ヶ月。
娘は今も逞しく、アメリカで生活している。


語学力にも多少の自信がつき、留学生ならではの出会いや別れを繰り返したけれど、やっと心許せる人との繋がりもできたようだ。


本来の自分を取り戻した彼女の行動力は恐ろしい。ニューヨークのクリスマスの景色を見てみたいとずっと言っていたのだが、日本でコツコツ貯めた自分の貯金で飛行機のチケットを取ったらしい。


色んな人との出会いは彼女にとって刺激になるのだろう。最近は日本に帰りたい気持ちは根っこにあるのだろうけれど、2年のカレッジ生活が終わった先の事を口にするようになった。


今後また「帰りたい病」が発生して、やむなく帰国することもあるかもしれない。
でも今回、自分の力で一つ壁を乗り越えたことは、きっと大きな自信になったと思う。


離れて暮らすことに、私自身、まだ寂しさは正直あるけれど。彼女を見ていると、この先どう成長していくのかワクワクする。


色んな不安ももちろんあるけれど。
これからも、遠くから見守り続けようと思う。


この週末から今日にかけて、また娘に送る荷物の準備をしていた。
年間通して暖かいと思っていたロサンゼルスだが、やはり寒くなってきたようで冬服を送って欲しいと言うのだ。


一緒に何か入れて欲しいものはあるか尋ねると
「そろばん」と言う。


彼女はそろばんとピアノしかまともに習っていない。英会話も留学が決まってから通っただけ。


そして彼女は、そろばんをこよなく愛している。


「そろばんてな、英語でAbacus(アバカス)って言うんやで?
知ってた?ケケケ」


そう教えてくれた。


もうちょいさ
使い勝手のいい単語教えてくれへん?


画像はロサンゼルス「グリフィス天文台」からの夜景だそうです。
もちろん私は行ったことありません。
悔しいです。


最後までお読み頂きありがとうございます。



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