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歯磨きは自分磨き

学生の頃、歯科学会で最新の研究発表を聞く機会がありました。
口の中にしかいないはずの歯周病菌が、脳や心臓、肺などからも発見されているという事実。
歯周病は万病の元だと知り、それ以来、「歯磨き」に関する概念がガラリと変わりました。

「歯磨きをしないと虫歯になる」のも事実ですが、歯磨きの本来の目的は、
「歯垢(プラーク)の除去」これが最も大切なのですね。

歯医者さんに教えてもらった方法でケアを続けているのですが、ここ15年くらい歯は健康です。
ご存知の方も多いと思いますが、歯周病の原因にもなる細菌のかたまり、歯垢(プラーク)は、空気に触れることを嫌うので、歯ぐきの歯周ポケット等に隠れているのですね。

ですので、ただ歯ブラシで磨くだけでは約60%しか除去できず、やはり歯間ブラシデンタルフロスの使用、定期的な歯科検診が欠かせません。
ギネスにも認定されている歯周病は徐々に進行してしまう「世界で最も罹患者が多い」病気。日本では30代以上の3人に2人が歯周病という統計もあります。

朝昼はそこまで時間かけていませんが、特に夜は1本に1分以上で、30分近く歯磨きしています。
一通りケアした後に、最後に登場するのが「歯垢チェッカー」(市販でも売っています)。
「ちゃんと磨けているはず」と思っていても、自分では気づかなかった磨き残しを教えてくれる心強い存在。

私にとって「歯垢チェッカー」は、「思考チェッカー」。

「目的はなにか」
「過信はないか」
「独りよがりになっていないか」
「思考に偏りはないか」

など、日頃意識して自分ができていると思っていても、「実は全然できていないなぁ…」と振り返る良い機会だからです。

よりフラットに自分と向き合い、自分の思考を見直し、改善する。

私にとって毎日の歯磨きは、自分磨きの時間。これからも大切にしたい時間です。

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