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視覚障がい者の僕が「1人で出来る事・出来ない事」

どうも、最高亭です♪

今回は視覚障がいの当事者である僕が1人で出来る事、逆に1人では出来ない事を書いてみようと思います。

というのも、障がいを持つ方の中には、「こんな事も出来ないなんて自分はダメな人間だ」みたいな事を考えてしまう人もいると思うんですよ。

なので、そういう人に対して「いや、僕もこんな事すら全然できないのよ!」みたいな事をシェアさせてもらう事で、少しは気持ちが楽になるかなって思って書いてます。

他にも、僕は普段ゲーム実況をしているのですが、YouTubeのコメントとかでも「どういう風に見えてるんですか?」というようなテーマを良くいただきます。

今回は直接見えてる範囲に触れる内容ではないかもしれませんが、《何ができて何ができないのか》を知ってもらえれば、何となく僕の現状は伝わるのかなと思います!

では、さっそく行きましょう♪

僕が1人でできること!


では、まず僕が1人でできる事ですね。
前提として、僕は網膜色素変性症という進行性の視野障がいを持っていて、等級で言うと2級障がい者です。
そんな僕ですが、こんなことは1人でできます!

  • パソコン・スマホでのネット検索やメール

  • テキストを打つ

  • ゲーム実況(ゲームは選びますが…)

  • ギター演奏

  • 動画編集

  • サムネイル作成

  • 料理

  • 家事(掃除機と洗濯とか!)

  • おむつ交換

  • 着換えに入浴にトイレ

ざっと挙げてみましたが、大体こんな感じのものはできます!
料理では食材を綺麗に半分に切れないとか、掃除は綺麗になっているのかは眼で分からないとか、所々微妙な所はあるけど、現状ひとまず成立するくらいにはできます(笑)

それと、意外に思われるかもしれないですが、ゲーム実況でアップしている動画の編集とかサムネイル編集とかアップロード作業とか。
この辺りは、全部僕が1人でやってます🎮

もちろん、作業環境にもよるけど、自分が見えやすい機材とかアイテムを揃えておけばこんな感じの作業は問題ないっすね。

僕が1人でできない事…汗


逆に、僕が1人で出来ないことはこんな感じです。

  • 買い物

  • レジやタブレットでの注文

  • 動画コンテンツを楽しむ

  • 読書(出来ない事ないけど死ぬほど時間がかかる…汗)

  • 知らない場所での移動

  • 特定環境での食事

  • 一部文字の薄い書類やサイトの読み

ざっと考えてみましたが、これくらいの事が僕1人では難しいですね。
まず買い物についてですけど、通い慣れたスーパーであっても、どこに食材があって、それがいくらで、どういうものが含まれているのかなどは分かりません。
凄い凝視すれば値段とかは分かりますけど、

  1. 商品を見つける

  2. どこにラベルがあるかを見つける

  3. 凝視して値段を見る

  4. 他の商品と比べる

みたいな事を毎回やってたら、圧倒的に時間がかかるしめちゃめちゃ疲れます。
同じような理由で、読書とか文字が薄い書類とかサイトの閲覧が難しいですね。
なので、情報のインプットについては基本的に音声で聞いてます。

音声で言うと、動画コンテンツを健常者のように楽しめない点もありますね。

  • 今誰が喋っているのか

  • 誰がやられたのか

  • 一体どこに向かっているのか

場面の展開が早い場合は、こういった点を映像から受け取るのは難しいですね。
なので、声の違いでキャラクターを聞き分けて、想像で場面を補完する事が僕は多いかな。

それと、僕は信号機とか段差とかがちゃんと見えないので、1人で知らない場所を移動するのは難しいです。
出来ない事はないけど、かなりリスキーですね汗

どうしても1人で信号がある場所を移動しないといけない場合は、車の流れを見て、今信号が何色かを判断して、正直勘で異動してます。

知ってる場所であればまだマシですけど、知らない場所だと常に近況しながら歩いてますよ(笑)

で、同じ理由で知らない場所での食事は、皿に一体何が盛られていて、どこから掴めば良いのか、どこを食べるのかが分からないのでかなり大変です。
何となく色味は分かるけど、詳細が分からないって感じですね。

だから、前に緑色の豆を食べようと思ったら、丸められてワサビで悶絶した経験もあるので、知らない場所で出てきた見えない料理にはかなりトラウマがあります(笑)

ザっと書きましたが、ゲーム実況とかギター演奏とか一見大変そうなものはできるんですが、移動とか食事みたいなところに以外とてこずるんですよ。僕も。

結局、できる範囲で頑張るしかないのよ笑


さてさて。
色々書きましたが、結局の所、自分ができる範囲で頑張るしかないんですよね(笑)

もう身も蓋もないんですけど、見えないから自分は劣ってるとか、見えない所にネガティブな感情を抱いていたらキリがないっすね。

でも、努力で見やすいように改善していくってのはもちろん大事で、僕もゲーム画面の明るさとか設定はかなりこだわってます。

印象的だった話で、手足の無い乙武さんって方が言ってた話なんですけど、

《障がい者は環境さえ整えば、健常者と同じパフォーマンスを出せる》

って言ってたんですよね。

僕もまさにその通りだと思います。
見やすい設定にすればゲームは出来るし、物の配置を決めておけば健常者と変わらないスピードで物を取れる。

拡大鏡や点字の本を用意すれば、読み書きできるしコミュニケーションも取れる。

こんな感じで、障がい者であることを悲観する前に、まずは自分が生きやすい環境を作るってのが僕は最適かなって思います。
「そんなもん、もうやってるわ」って人もいるかもしれないけど、もっと適した環境があるかもしれないし、住みやすい環境があるかもしれない。

この気持ちというかマインドというか考え方みたいなものは、障がい者として生きていくうえで忘れちゃいけないなって思うのよね。
あくまで僕の考え方だから、全然押し付けないけど、もし少しでも共感できたなら実践してもらえると嬉しいな♪

では、今回のnoteはここまでにしたいと思います!
次の投稿でお会いしましょう。
ばいばい~♫

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