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【留学を終えて】留学適性とは

マレーシアに留学して思ったことは、海外で生きる適性というのは、語学でもなく、社交性でもなく、コネでもないと思いました。
基本的なことで、

・体力
・孤独耐性力
・あらゆる状況への楽観力
・”これはやばいかも”の感受性

この4つだと思います。


①体力

海外での生活は、新しい環境に順応し、様々な活動に積極的に参加することが求められます。そして特にマレーシアのような熱帯地域では、気候や食事環境が日本と異なるため、体力が必要です。健康であることは、留学生活を楽しむ上での基盤となります。あとは、胃腸力です。東南アジアの屋台では、辛い料理や現地の特色を含む食べ物が提供されますが、その辛さや独特な風味に身体が慣れていないと、消化器系のトラブルに悩まされることがあります。現地の料理を満喫するためには、しっかりとした胃腸力が必要です。食べ物の辛さや風味だけでなく、異なる食材や調理方法に対する耐性も重要です。地元の食材や調味料は、自国のものとは異なることがあり、それらに慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

②孤独耐性力

留学生活では、自国から離れた環境で新たな友人や仲間を見つける必要があります。しかし、その過程で孤独を感じることも少なくありません。このような状況に対処するためには、孤独を受け入れ、自己充実のための時間を作ることが重要です。

③あらゆる状況への楽観力

留学生活を楽しむためには、あらゆる状況に対して楽観的でいることが重要です。『なんとかなる』という前向きな姿勢を持つ人々は、留学経験をより充実したものと感じる傾向があります。一方で、常に不安に陥るタイプの人々は、海外生活が思い通りに進まないことによってストレスを感じる可能性が高いです。楽観力は、困難を乗り越え、新たな経験を楽しむための重要な要素です。『結局なんとかなる』と思えている人は強いと思います。

④”これはやばいかも”の感受性

個人的に、この感受性の高さが良かったと感じる場面が多かったです。この感受性のおかげで、日本人女性として甘く見られ、不適切な接触から友人を守ることができました。友人自身は、その人の危険性にあまり気づいていなかったようです。その人は、民族衣装を着せるという名目で胸の近くを触ろうとしたり、本来は70リンギットの衣装を「95リンギットだけど、僕とご飯に行ったら90リンギットにしてあげる」と言ってきました。異文化の中で生活すると、言語や文化の違いから生じるトラブルや危険があります。感受性を持ち、周囲の状況や人々の言動に敏感に反応することで、自己や他者を守ることができます。安全意識を持ち、周囲の状況を把握することは、留学生活を安全に過ごす上で欠かせません。

以上の4つの要素は、留学生活を充実させるために不可欠であり、海外での適応力を高めるために重要です。留学を考える際に、これらの要素が自分に欠けていると感じて落ち込む必要はありません。私自身も、「孤独耐性力」や「楽観力」に不足を感じ、留学生活において葛藤がありました。しかし、留学生活を経てこれらの能力を自己成長させることができ、最終的には留学を楽しむことができました。

留学適性があるかどうかに関わらず、まずは自分がやりたいと思うことに挑戦することが重要です。もし挑戦してみて楽しめたら、そのまま楽しむことができれば良いと思います。一方で、楽しめなかった場合は、その経験を通じてその場所が自分に合わなかったという学びを得ることができます。

留学は新たな挑戦や経験の場でもあります。自分の興味や関心を追求し、新たなことに挑戦することで、自己成長や新たな発見があるかもしれません。しかし、やりたいことが見つからない場合や、期待とは異なる結果が得られた場合でも、それは失敗ではなく学びの一部です。その経験を通じて、自分の興味や能力をより深く理解し、次にどのような道を進むかを見極めることができると思います。


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