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コロナ時代の、言った・言わない論

菌の流行から、人と人の距離感・取り方が少し違う方法になり。いろいろなコミュニケーションの齟齬に直面することが多いのではないでしょうか?

「言った。」
「いや、言ってない。」

私の場合は、彼との喧嘩がきっかけでした。
毎度元凶がココにあることに気づき「なんでこんなにこじれるんだろう????」と、俯瞰するようになりました。

人付き合い、カップル、ビジネス、どこにもある現象。
誰も一度はトラブルがあると思われるこの不毛な議論を、ディスタンス状態の日々もかけて、解決法を導いてみました。

ポイント①文化視点

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そもそも、日本人とまともにお付き合いをしたことがなかった私です。←
歴代の彼(主にEU周辺や米)、では気にした事例がないため、かなり混乱しました。

知りうる、アメリカやヨーロッパ言語の視点から考えると、多民族国家であればあるほど、伝えたいことは全て明確にして、口から発された言葉のみを頼りにコミュニケーションを図るので、
「全部言わないと伝わらない。ってゆうか、言っても伝わってない!!」
から、とことん追求、議論する。スタンスが基本になります。

日本人同士の、これで伝わるだろう。という
・お互いに言いたいことを、必ずし全部も表現しない
・聞き手は、表現されていない意図を推測する
といった、日本式のコミュニケーションスタイルでは、現在リモート環境、オンライン上の物理的な距離が離れた状態のコミュニケーションでは、相手に認識の不一致を与えがちになっているのではないか?と感じました。

場合や状況によっての、
「あえて言わない。」
「今だから控えよう。」
のような遠慮は、言ったつもりになっていたり、小さな不信感は後に大きな溝になる可能性もあります。

解決法としては......
今こそ、とことん「全部話す」コミュニケーションが必要!
かも。

言語的にも、日本語は省略しやすい言語でもあり。
文化的からみても、神話時代から曖昧を得意とする日本です。
この一民族国家では、起こりうる問題だということ。
まず、これを念頭において、自身の伝え方を見直してみるのも良いかもしれません。


ポイント②興味の主軸

「毎回、言ってるよ!」
「聞いた事ないと思うけど..。」

言った側からしたら、『確実に何度も伝えてただろ..』と思っているのですが、受け手側はマジで覚えてないので、お互いに『ほんまコイツ、大丈夫か』と、なっている状態です。

これは、意味をちがえてとらえているので伝わってない。という可能性。

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たとえば、控えめなA男くんが、B子さんにモノをオススメするとき

A男「これ、使ったけど、すごくいいかも。」
B子「へぇ、そうなんだね。」

このとき、B子さん側からしてはA男が自分の興味のないもの対して
「なんか言ってる」「雑談してる」程度なので、会話は右から左へ流れてしまい、その場で忘れ、記憶にも残りません。

しかし、控えめな性格のA男くんからしたら、B子さんに、「オススメした!」「使ってくれたら、感想くれるかも!」など、A男のなかでは意味のある会話、という認識なので、記憶される期待値が全く違い、後に言った・言わないトラブルになっていることがあります。

もちろん、男女逆の例も多く。
女性は表現が豊かなので、毎度同じテンション「これ、絶対良いから!!」と言って来る彼女側に対して、男性の場合。毎回言ってくる興味のない話題 に対して、「へ〜(また言ってるなぁ)。」という受け取りなので。後に、とりとめ覚えておらず、男性が詰められ地獄をみるということになります。

つまり、双方の興味の主軸がちがうため、意味を違えて捉えている。
だけなのですが、厄介なのは、双方の主張・言ってることは間違っておらず、永遠に解決せず、意地になりどちらも引かない。という状況になりやすいことです。
もし、上司・部下の立場だとしても、勝つのは必ず強い立場の人になるので、やってられません。

解決法としては......
伝えたいことに関して、主張のための、補足・前置き、を差し込む。

「これは、こういうことを伝えたくて言うんだけど、」
「今の、こんな意味だったんだけど、わかったかな?」

相手に対して、伝えたいことへのことばへの補足や前置きに、一言を付け足し、丁寧さを加える。

これに関しては、個人の記憶力、話し方・伝え方の問題など様々な要素が入り組んでくるので、難しいのですが。ヒトコトの、愛ある対応。これを気をつけるだけで、後のトラブル回避につながるのではないでしょうか?

ポイント③感情を鎮める

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言ったことを、言ってない。といわれたら、人間関係のバランスも崩れます。自身の中のいろんな感情と向き合うことになり、不安定になるでしょう。傷ついたときにヒトは、怒りや警戒心がこみ上げ、血管は収縮、血圧が上がり、人間の脳は知能が著しく低下します。

極論、言った言わないの水掛け論は、ほぼ解決法がないので、お互いに怒ったら終わりです。収拾がつななくなったとき、脳ほど当てにならない器官はない。と思って下記を心がけます。

・ともかく、冷静になる
・まず、自分から引いてみる
・余裕ができたら..なるべく謝罪する

わかります、全然、謝りたくないです。
そして、ひどく精神力を削り取られるでしょうが、理不尽な目に遭おうとも、常に心を尽くして相手に礼をつくし、その我慢や忍耐は、信頼の構築に必ずつながる。ハズ。

一般解決論では、事前に議論のメモを残す。何かに残す。などありますが、これは未然に防ぐ方法で、ある時点で通用せず、口約束などで済ませていた場合などは、何も証明できません。

もう二度とこんな過ちを繰り返したくない…。
同じことでつらい思いをしている人がいたら、参考になればさいわいです。

大丈夫、元気出してね。

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