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みんなLIFELINEをやってくれ

今日は珍しくダイレクトマーケティングします。

あまり周りの人に言っても伝わらなくてもどかしいけど、今スマートフォンアプリゲームは宝の山だ。
Steamで配信していた1ドルゲームが大挙して移植されている。
国内製や中国製の広告動画が間にアホほど挟まる無料ゲームアプリも、広告動画をただ挟むだけではいけないと気付いたようで飽きさせないように巧妙な動画のはさみ方をして、何せとにかく面白い。
今のスマートフォンゲームアプリ界は、言わば昔の中古ファミコンショップのようなワクワクがある。
やってみるまでクソゲーかどうかわからない。
アタリを己の目と感覚で探すまさに戦国時代だ。

クソゲーハンターのぼくは今、スマートフォンゲームでも同じくクソゲーから良作まで楽しんでいる。
さまざまなゲームがあり、アイアム皇帝の広告の倫理観問題やマッチングトンマンションの全くゲーム性が伝わらない広告動画と意外な楽しみなどいろいろ語りたいことはあるが、とりあえず今日は表題のLIFELINEについて語ろうと思う。

LIFELINEはシリーズ化しており話題性も高かったのでもうすでにご存知の方も多いかもしれない。
ゲーム内容については電撃ファミ通の下記記事でも読んで欲しい。

読むのが面倒な方のために簡単に説明する。
LIFELINEシリーズはクローズドサークルに閉じ込められた主人公からプレイヤー宛に無線や通信の形で会話が入り、その中の選択肢を選ぶことでストーリーが分岐するゲームブック型のアプリだ。
かまいたちの夜のようなサウンドノベルゲームに親しんでいた方はきっとすぐ雰囲気が伝わると思う。

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ゲームが始まるとこのように通信が届き、プレイヤーは選択肢を選ぶ。
その状況はさまざまだが、墜落した宇宙船の生存者や雪山の生存者などその環境からの脱出を目指す人が主だ。

へーそうなんだ、でもそういうゲームブックあるよなってなったと思うけど、ぼくがこのゲーム強く推したいのはその演出だ。
ゲームを進めていると主人公が移動や作業に取り掛かり、しばらく無言になる。
この時間、プレイヤー側もリアルタイムでその作業を待つのだ。

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このシーンだと、続きは1時間後に届く。
そしてその続きが届いた通知はApple Watchなどと連携する。
わかりますかこれが。
我々は現実にコンソール通信の向こう側の、文字でしかわからない遭難者と会話しているのだ。

これを体験できたときになんだかスマートフォンゲームの限界が一気に広がった気がした。
画面が小さくても気にならない。
なぜならぼくらは通信端末にノイズ状に紛れ込んだ遭難者と会話してるのだ。
相手の映像もそりゃ見えない。
見えないからこそ想像が掻き立てられる。
後味の悪い通信の途絶え方すらも体験できる。

いいですか、本当に目からウロコが落ちるのでやってみてください。
あと難易度も高いです。
シリーズどの作品もルート分岐が複雑でメモしていてもなかなかうまくいかないし、そもそも時間もかかる。
でも昔スーパーファミコンやってたときはそうだったでしょ。
とにかく世界観がどれも良く、SFクラスタもしっかり楽しめるので、ぜひみんなやってください。
ぼくは20回くらい死にました。

ぼくの日々のゼロカロリーコーラに使わせていただきます