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才能探しの盲点「弱みにも価値がある!」

こんにちは、才能コーチング研究所の神崎です。
今日は、「才能探しの盲点」について、お話ししていきます。

多くの人は、才能を探すために、自分の「強み」を探そうとする

才能を探す方法として、よくあるのが、
自分の「強み」を探そうとする考え方です。
本屋さんやインターネットで調べれば、数多くの「強み」を探す診断ツールやノウハウがあります。

ビジネスや仕事で短期的に結果を出すためには、
そのように自分の「強み」を探して、上手く結果を出す方法を知ることはとても効果的だと思いますし、まず最初に、才能探しに取り組むときには、
とても分かりやすい考え方だと思います。

しかし、その考え方で盲点となってしまうのが、
「強みを良いもの」と思うあまり、「弱みを悪いもの」、価値のないものと考えてしまうことです。

実は、自分の「弱みにも価値がある」こと、さらに考え方によって「弱みが強みに変化する」ことを、ぜひ知っていただきたいです。(逆に、「強みが弱みに変化する」こともあります)

「弱み」は、自分と人をつなげる接着剤!?

例えば、もし私が何でもできる完全無欠のパーフェクトヒューマン(笑)だったとしたら、
人の助けを借りることもなく、感謝する経験もないかもしれません。

私たちは自分が出来ないこと、
苦手なことを誰かに助けてもらうことで、
その人に心から感謝することができます。

そして、その「感謝のエネルギー」が、
人と人をつなげる力となるのです。

だとすると、「弱み」は自分と人をつなげる接着剤と言えるのではないかと私は考えています。

「私たち人間には、その個性として強みも弱みもあり、それら全てに価値がある。」

こんなことは、とても当たり前の話だと思います。

しかし、「才能=強み」という固定観念にハマり過ぎてしまうと、「弱み」も含めた、「あるがままの自分の個性」の価値に気づけなくなってしまうことがあります。

それは、自分に対してだけでなく、他人に対しても同様です。

人の「強み」だけにフォーカスして、良い悪いとジャッジしてしまうと、「弱さ」も含めた「その人らしさ」が見えにくくなったり、受け入れにくくなったりします。

そうなると、人間関係でのトラブルが生じやすくもなるのです。

強みを探す前に「あるがままの個性」を知ることから始めよう!

私は、コーチングや講座で、よくスプーンとフォークの例え話をします。

スプーンの先端は、中央が凹んでいます。
フォークの先端は、平らな形状で4本の突起があります。

これらが、スプーンとフォークの「あるがままの個性」であり、そこには、良い悪いの評価はありません。

では、スープを飲む時はどうでしょうか?

スープを飲むのにスプーンを使うことは便利ですが、フォークを使ってスープを飲むのは地獄のようです(笑)
逆にパスタを食べる時、フォークだと食べやすいですが、スプーンで食べるのはかなり大変です(笑)

このように、スプーンとフォークの強みが発揮されるのは、その時の状況次第で変わります。

私は才能とは、人の「個性の力」だと考えています。

スプーンとフォークのように、人それぞれ、凸凹(でこぼこ)がありますが、それらは、「あるがままの個性の形」であり、強みになるかどうかは、その時の状況や解釈次第でいくらでも変わってしまうものなのです。

「強み」と「個性」を分けて考えよう!

自分の才能を探すときに、いきなり「強み/弱み」を判断して探すと、多くの場合、「強み」だけに目がいってしまい、「弱み」と感じている部分を切り捨ててしまいます。

そうすると、自分本来の「あるがままの個性の形」が見えなくなってしまい、「本当の自分の才能」が見えなくなってしまうことがあります。

まずは、「あるがままの個性(自分らしさ)」を見つけていくことが大切です。

そして、その個性をどのように「強み」として活かせるのか、考えていきましょう。

このような視点で、自分や人を見ていくと、お互いの個性を認め、強みを活かし合い、弱みを助け合う、そんな喜びと感謝に溢れる関係性がつくれるのではないでしょうか?

『自分の弱みを助けてくれる人に感謝すると、どんな気持ちになりますか?』

『自分らしさを感じる時はどんな時ですか?』

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
この記事は、下のYoutube動画の内容を補足し文章化したものです。ご興味のある方は、ぜひ動画もチェックしてみてください。

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