創作にはリアリティがいる!

作品によってリアルが必要とされる配置は変わって来ますが、リアルな部分を失っては物語は面白くならないものです。
キャラクターの内面、感情、人間、設定、世界観、絵柄…内か外のどちらかにリアルがない作品は誰も物語に入れません。人はまったくの他人ごとには興味がないのです。
ざっくり言えば、自分が生きてる世界であるか、もしくは自分が共感できるキャラクターが必要なのです。
どこかが繋がっていなければ興味を持ってもらえないのです。

どこかにリアルがあり読者と繋がっている…それがリアリティです。すべてが体験のリアル（現実）でなくて部分でいいのです。体験や現実の知識が全てじゃないのです。

何が表現したいのかでどこにリアルを求めるかは変わるのですけれど、リアリティを作るためには最低一つ、リアルは必要なものなのです。作品創りではリアルよりリアリティが大切と言われますが、それは空想の翼を折らないため、デフォルメの面白さ、判りやすさを奪わないことが大事だということなのです。

あなたの作品は遠くの方で起きているコトのようになっていませんか？
それはどこにもリアルがないからなんじゃないでしょうか？

【お知らせ】次回コミティアには『キサキのキッサキ』で新刊漫画指南本出します。ここに書いた記事に大幅加筆してさらに書き下ろしを加えたものになる予定です。どうぞご期待よろしくお願いいたします！！