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なぜキャラクターが第一なのか?

まずキャラ!
キャラが立っていること!
漫画指導者の誰もがそう言うのはこういうコト!以下に…


まずは主役たちに固有の魅力(特に弱点と動機)を設定し
徹底して当たり前のリアクションをさせないこと。

どのタイミングで、どんなふうに(表情とポーズ)、なぜ、どんなことを言うのか?
その4つを徹底して考えて、その人ならではの、この人はこうとしか動かないというリアクションを描くことだ!
常にキャラ固有の行動となるコトが目の離せない展開となるんだ!

さらに…
そこを実践するにはなぜ彼、彼女はそうなのか?そう動くのか?を、最低でも考えてなければできないから、必然的に根っこから考えざるを得なくなり…
描くべきテーマも、面白い見せ所もキャラの根源の動機から派生して生まれやすくなるはず。

世界観の必然のような設定から形だけ整えたキャラを作るよりも、動機のしっかりした作者的に魂こもったキャラから設定を広げて作る方が世界観とキャラの魅力が密接となるので、説得力ある奥深い物語ができると言うこともあるはずだ。
【世界の価値観は「白」、だけど主人公キャラの価値観は「黒」】
こんなふうに設定することでテーマは明確になるのだ。

キャラに根差したことで生まれる微妙な動きや喋りも、動機に裏付けられていれば小さな伏線として積み重なってゆき、物語の爆発力を仕込むために蓄えられた火薬となってゆくはず。
そしてその火薬の微妙な匂いが物語の緊張感を生む!
普通じゃない何かが起こりそう!それが読者を惹きつける緊張感だ。

設定からキャラを作ると取って付けたような無理矢理感、悪い意味での記号感が出て型通りの物語になってしまいやすいんだよね。
キャラがありきたりだと物語にイレギュラーを起こしてくれないことから、読者の予想の範囲の物語となりがちというのもマイナスポイントだ。

だからだ!
まずキャラ!
どんなに言い古されても、関係ねぇ!
キャラを一番大事にしよう!


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