#15 オクターブのメロディやレガートのお悩み・弾き方

こんにちは!さいりえのオンラインレッスンサロン第15回です。

このnoteでは、

・オクターブのメロディやレガートがうまく弾けない!

・隣の音をさわってしまう

・硬くなってしまう

というお悩みに、いくつかの練習方法や弾き方のポイントを、

5本の実演・実例動画(トークは入っていません)をまじえてお伝えします。

呼吸する音。ガチガチを解消

まず、オクターブになるとガチガチに意識してしまう場合は、呼吸しましょう。

体ももちろんですが、音にも呼吸してもらいます。

動画①

3回弾いています。

①ガチガチに弾いている

②音に呼吸させる。てのひら〜うで、肘、肩は固めずに、ゆるめてからおろす(まずはfやff ではなく、無理のない音量で)

③ ②の弾き方をベースに、音量やエネルギーを増す


5の指で歌う練習と、1の指を脱力

右手のオクターブでメロディを弾く場合、何が理由がないかぎり(下の音に重みが来るとか、ポリフォニックにアルトを歌う)、

1の指は

・脱力し
・固まらず、丸い音で
・5の指よりもやや(もしくはかなり)弱めに

弾くときれいな音や響きを得やすいです。

そして、5の指はメロディとして歌えることや、音域の広いハーモニーの響きの中での最高音として、艶のある音を出したいですね。

動画②

5の指だけで歌う練習をしながら、1の指の筋は右肩〜ひじの内側からだらんとゆるめる練習です。

手の余分な力が抜けると、少しずつでも弾きやすくなってくると思います!


レガートは「絶対音をギリギリまで繋げなきゃいけない」わけではない

レガートというと、音を十分に保って、前後の音を聴きながらつなげて歌う・・・という奏法が重要ですよね。

前後の音を重ねるくらいのこともありますよね。

でも、

・重音のレガート
・オクターブのレガート
・広い音域のレガート

などは、その限りではありません。

動画③

次の動画は、

①繋がってるけど、硬い
②指・音を繋げたレガート(一般的なレガート)
③指・音を離しているけど、レガートに聞こえる弾き方

とくに左手は、1-1-1では絶対に物理的に繋げることはできません。

④1−1−1を無理につなげようとして、逆に硬くなっている
⑤ほどよく指を離し、レガートに聞こえる音や表情で弾く

ここからオクターブ両方です。

⑥オクターブ両方の音で、ペダルなし。音は離れているけど、音楽は繋がっているイメージ
⑦   ⑥の演奏にペダルをきれいに入れる。このイメージで弾くと良い!

このように、指先を意識して音づくりをしていくと、ミスも減ってきます。

(それでもミスしやすい難しい場所は、また別の練習が必要ですが)

節(ふし)をつくる 

ショパンやリストなど、オクターブでバァァァ〜〜っとなめらか&鮮やかに弾きたいとき、

・拍の頭にアクセントをつけてしまったり
・全部の音を、「はい、整列!」という感じで同じように弾いてしまったり

すると、歌えません。

そんなとき、

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