在宅派それとも、出社派?
さすが、秋。昼間はうっすら汗をかくほど暑くなったりするのに対し、朝晩は毛布に包まってしまうくらい寒いです。
こんなんじゃ、ツキちゃんの体調が心配です。と、やはり脳内ハムスターのことでいっぱいの猫目です。みなさま。こんばんは!
ちいさな命が愛おしくってしかたない。
ジャンガリアンハムスターの寿命は長くて2年といわれています。わたしたち人間からしたら、あっというまの時間です。最近、ふと思うんです。もしも【3年キップ】や【5年キップ】といった寿命が延長できるような切符があったら、なんとしてでも手にいれるんだろうなぁ~と。
すでに彼女は1歳と4カ月。早いですね、時間の流れって。
そんなわけで大切なものにたいして、限りある時間を使っていきたい。本日のテーマは在宅勤務OR出社勤務、あなたはどちら派でしょうか?
といったお話です。
前回の投稿でもお伝えしましたが、猫目は先日、3年ぶりに在宅勤務をいたしました。ライティングのお仕事は基本的には自宅で、といった方も多いかと思います。
じっさい、猫目の周囲は多数が在宅派。中には、在宅勤務がよかったからライターを目指したという方もいらっしゃいます。
そういっても、ライターには細かくわけるといろいろな種類があると思います。
いわゆる黙々と文章のみを書いていくWEBライターさんだったり、みずから取材をおこなってそれを記事に落としこんだりしていく取材ライターさんだったり、その働きかたは多様で、「ライターの仕事はこれだ!」と部類するのはなかなかむずかしいなと感じています。
ちなみに
猫目はこつこつ記事を書きあげていくことも、現地に趣いて、お話を伺い、それらをカタチにすることも好きです。
文章を書くことがなによりも(……いや。そこに動物がいたら負けるかもしれん)好きなので文章を書くという一点において場所は問いません。
ただ
文章を書いて、それを発信し、さらに読者さんの心へ届けるまでがライターの役割だと考えています。そうなると、やはり質のよいものを届けないといけないと思うんですよね。もっと言うと「そこでしか読めない」「それでしか知ることのできない」ものを書きたいんです。
そのための一手段として、直接、現場へ足を運ぶことがあげられます。「そこでしか読めないもの」を意識して執筆しようとすると、どうしても現場の情景や声が必要となってきます。
もちろん「ここでしか」「そこでしか」という限定的で価値のあるものをつくりあげるのに、必ずしも取材が必須というわけではありません。たとえば、そのライターしか生みだすことができない文体(リズム)だとか、表現方法などがあげられます。
その点、小説はわりと自由ですので、机上の空想あるいは机上の妄想でも、そこへ情熱がこめられていれば読者の心に響きます(なんて、急に小説の話を挟みこむ)。
これもまた種類によるのですが、とくに、クライアントさまがあっての記事や文章作成にいたっては、やはり距離を縮める必要があると思うのです。そのほうが断然いいモノがつくれます。
あなたは在宅派それとも、出社派?
在宅勤務か、出社勤務か。この問題はコロナ渦でかなり話題になっていましたね。猫目も何度かそういった記事を目にしたことがあります。文字どおり、目にしただけで読んではいないのですが。きっとあまり深く考えていなかったのですね。
それというもの、まあ。
断然、出社でしょ!
と思っていたからである(ひさしぶりの、である調。急にくるとやはり違和感がすごい)。周囲のひとたちは在宅派が多く、かれらは口をあわせたようにこういった。
だって、通勤しなくて済むんだよ?
雪の中、わざわざ外へ出なくていいし、満員電車に乗らなくていいんだよ?
たしかに、と猫目は思う。
時間は貴重だ。有限だ。とはいえ、通勤時間のすべてが無駄というわけでもあるまい。ことに猫目は電車が好きだ。バスだって好きだ。景色があるじゃないか。情景があるじゃないか。なにがそれほど不満なのかね。
シャーロックホームズはいった(唐突)。するどい観察眼と洞察力こそがわれわれの人生に役立つ、と。
観察力と、洞察力を鍛える?
それには電車がぴったりではないか。
ありとあらゆる年齢、多種多様な性格を持つ、おびただしい人間が乗っているのだ。
あの、鉄の箱に!
・・・そして、いま。
猫目はあらためて思います。結局のところ、在宅と出社はどちらがいいのだろう? 自分にあった働きかたはどちらなのだろう、と。
そこで
それぞれの「メリット」「デメリット」をあぶりだしてみた。
在宅勤務のいいところ
在宅か、出社か。その判断基準はもちろん、仕事をするにあたってどちらのほうがより効率的に、そして成果を出せるか、といったこと基本に考えていく。
まず、一般的な在宅勤務のメリットをあげてみる。
以上が、いま、考えつくかぎりの在宅勤務のメリットです。ちなみに、ある研究によるとリラックスした環境で仕事をおこなうことで、創造性や生産性が高まるという結果がでています。
(そうなのか。生産性の向上に異論はないが、こと創造性にかんしては雑踏のなかにいたほうが生まれる気がするけれど……どうなのだろうか)
では、つぎに、在宅勤務のデメリットです。
よくないところ
ちなみに在宅勤務のデメリットでいうと先日、友人が「在宅だとテレビもあるし、漫画もあるし、気が散る」と口を曲げておりました。
なるほど。
言われてみれば、その通り。テレビもあるし(リモコン紛失1年前)、漫画もある。つまるところ在宅勤務の場合、自室で仕事をおこなうことが多いので、誘惑にあふれているというわけですね。
ほほーう。
いま一度、部屋のなかを見まわしてみる。たしかに小説もある。雑誌もある。床にコロコロ(正式名称:粘着カーペットクリーナー)がころがっていて、次いで、髪の毛が落ちている。
いますぐにでも掃除したい。
掃除機をかけたいし、金魚の水槽を掃除したい。
うわ、誘惑だらけじゃないか。
しかし
猫目は平気です。ご心配なく。なにしろ単細胞ですから。1つのことをやり出したら、それに集中し、ほかのことはすっかり忘れてしまいます(完全に忘却するという意味ではなく)。
たとえば
記事を書いていたら、依頼されたその記事しか見えていないですし、ご依頼いただいたクライアントさまのことしか考えておりません。
いいえ、考えられません。
小説を書いていたら、記事はおろか、その他もろもろのことがスーと退いていきます。そのとき書いている物語のことしか頭にありません。
たとえ、手がけている記事が締切間際だとしてもいったん忘れます(すみません。納期は守っておりますのでお許しください)。
そして、いま。
こうしてnoteを書いています。なので、画面のそちら側に居られるみなさんのことしか考えておりません。
ですので、在宅勤務をしていても誘惑に負けるといったことはありません(いまのところ)。在宅勤務は猫目にとって集中できる最適な環境といえるでしょう。
では、つぎ。
出社勤務のいいところ
やってきました、出社勤務! ではさっそくまいりましょう。出社勤務のメリットをあげていきます。
よくないところ
出社勤務のデメリットですね、はい。ええと、これは上記の在宅勤務のメリットを裏返した感じになるのでしょうか。
そんなこんなで気がつくと4500文字を超え、またしても、長文となってしまいました(今日こそは短くまとめようと思ったのに!)。
在宅勤務、出社勤務、そのどちらにもメリットはあり、またデメリットも存在します。あとは自分がどちらの働きかたに合っているか、というのがなによりも重要なのかと思います。
そして、5年後、10年後先を見据えたときに、どちらのほうが、あなたの人生をより豊かにすることができるのか。
そういったことも含めて、在宅勤務にするか、出社勤務にするか、選択していけたらいいのかなと思います。
まあ、じっさいに選択を下すのはえらい方たちだと思いますが。フリーランスや経営者になるといった選択肢もありますので、そこはどうか柔軟に。
それでは5000文字に達したところで、さいごに、こちら。
石川啄木の短歌をご紹介します。(どうして急に啄木か。そう問われたら、こう答えるしかない。好きだから!)
すばらしいですね。出勤の途中で気が変って……河岸を行ったり来たり。そんな勇気は猫目にはないと思うと同時に、少しうらやましくもあります(たしか、啄木は朝日新聞の校閲をしていたと記憶しています)。
そりゃ、人間ですもの。
毎日、仕事がたのしくってしかたないというひとだって、たまには「今日はどうしても仕事をする気分じゃない」という日だってあるでしょう。
そんなとき、
かの歌人のようにふらっと河岸を散歩できたら。あるいは、ストレス過多や人間関係で追い込まれ、参ってしまうひとは減るのかもしれません。
本日もさいごまでお付き合いいただきありがとうございました。また、来週土曜日にお会いしましょう!
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