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ゴールは多ければ多いほど良いという話!

こんばんは、さいたです。

今回は、コーチングのベースである「バランスホイール」についてご紹介したいと思います。

バランスホイールとは、上記の図のように各方面にバランス良くゴールを置くというコーチングの考え方のことです。

一言で言うと、コーチングにおいては「ゴールは多ければ多いほど良い」とされています。その際、各方面にバランス良く設定することが大切です。

コーチングにおいては、何においても「その人自身」に焦点をあてます。他の言い方をすると、「何をするか(Do)」よりも「どうあるか(Be)」に重きを置いて考えます。
達成したいことが Do であっても、それを達成している自分(Be)が重要です。あくまで「達成できている自分」のようなセルフイメージの形成が大切です。

ここでその人自身に注目した場合、「人生」の単位でゴール設定をすることが非常に有効になってきます。「◯◯を達成している自分」はあくまで自分自身なので、何か一つの項目に偏ったゴール設定は効力が半減されます。

例えば、多くの人はコーチングというと「仕事」での成功を考えがちです。仮に「仕事」の項目だけで現状の外側に突き抜けるようなゴールを設定したとします。年収300万円の人が、年収5,000万円になる、とします。

この時、人間関係のゴールが現状の外側に設定されていなかったらどうでしょうか。人間関係は、必ず自分と似たような人で構成されます。誰だって自分と気の合う友人、抽象度が近い人と一緒にいることが心地良いわけです仕事のゴールで自分は年収5,000万円!とセルフイメージを作ったとしても、付き合う人間関係が変わらなかったらどうなるでしょうか。

必ず、現状の内側にまた戻されてしまいます。
「お前、急に副業始めるとか言い出してどうしたんw 意識高い系?w」と言われるかもしれませんし、直接言われないにしても、一緒にいたら必ず元の自分に戻されるようになってしまいます。だから、人間関係についても現状の外側に設定する必要があります。

健康面についてもそうです。仕事や趣味、人間関係であんなことやこんなことを色々と達成したい!と思った時には、どうしてもエネルギッシュに動ける健康な心身が必要になってきます。それに耐えうる健康のゴールがあるからこそ、他の項目のゴールも活きてくるわけです。

このように、バランスホイールの偏った項目にだけゴールを設定しても、他の項目が現状の内側にあれば、それが足を引っ張るようになってしまいます。だから、バランスホイールの各項目にバランス良くゴールを置いておくことが大切になります。

また、ゴールの数についても多い方が良いです。これを言うとよく、「色々置くとエネルギーが分散されそうで良くないのでは?」と言われるのですが、脳にはゲシュタルト能力と、並列処理能力があるので問題ありません。その点では、むしろ多い方が良い、と説明できます。

ゲシュタルト能力について。ゲシュタルト能力とは、簡単に言うと「まとめる」「包括する」という能力です。
例えば、「動物に関わる仕事がしたい」というゴールと、「弁護士になりたい」というゴールがあったとします。前者は例えば獣医などでしょうか。その場合、抽象度が低いと同時に実現できない、となってしまうわけです。
ただ、この時ゲシュタルト能力によって「動物弁護士」と言う選択肢が浮かんできます。動物保護に関する弁護を扱う、のように、二つを包括して同時に達成することができるようになります。

並列処理能力について。脳の無意識は、並列思考が得意とされています。簡単に言うと、複数のことを無意識的には同時に処理することができます。なので、複数のゴールを設定していればそのぶん複数のゴールに対しての達成方法をクリエイティブに探してくれます!
(ただし、意識的にはマルチタスクは不得意なので、意識して行う作業はシングルタスクで!)


このように、ゴールは各方面に、複数あることで脳がエネルギッシュになって達成方法を探してくれて、複数のゴールを包括したセルフイメージを形成することができます。皆さんもガンガン、気軽にゴールを設定していきましょう!


それでは皆さん良い夜を。


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