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1月の図会議

本来ならアケオメとか
図会議はじめ
迎春図会議
といきたいところでしたが
時期的にはお正月はすぎた時期だったのと
能登半島震災で
元旦からお正月がぶっ飛んでしまったというのが
本当のところですね。
被災者でもなく支援者でもないけど石川県出身で
実家がありこの図会議ワークショップは毎月石川県白山市の
佛子園さんでさせてもらっている・・・
とにかく能登半島震災は全く他人事ではないけど
被災者でもなく支援者でもない中途半端な関わりの人間なのですが
大ショックで・・・辛いです。

言い訳はさておき
1月の図会議予定通り実施することができましたことを
とにかく関わっている物こと人全てに感謝したい気持ちです。

先月のウダウダな図会議から反省して
スケジュールを明記
課題は「佛子園での図会議ワークショップを継続させるにはどうしたらいい?」に対しての3つの提案がされて、一つづつを深掘り図会議をしてみようということで、その2回目という流れです。


気づき、発見のある喜びって具体的にはどんな場面?それぞれの体験を付箋に書いてもらう

ペットボトルの蓋を自力で開けられなかったのが道具を使うことで自力で開けられるようになった喜びとそれを一緒に喜んでくれた介護支援者、さらに嬉しかった体験をたくさんの人に知ってもらおうと喜ばれたこと、認められた思いがして嬉しかったことを話してくれたり、自分では当たり前と思っていることが他人にとっては凄い事だと分かったことなど、喜びや嬉しさがありそれが、気づき発見がある学びなんだとみんなで共感できました。
具体的なことがらを下段に貼って抽象度が上がると上段に付箋を貼っていくのですが、わかりやすく3段階ぐらいを目安に図会議を進めました。
下段の付箋だけを見ていたら一つにまとまるとは思いもつかないと思いますが、中断の「喜び、嬉しさ」がわかる事で上段の「気づき、発見のある学び」抽象的なことばのイメージや想いが明確になります、それが合意形成に不可欠な作業なのですが、現実の会議では軽視されます。「結論を言え」「関係性を説明しろ」「エビデンスは?」などなど、それぞれの想いを語る場が非常に少ないのが問題だと思います。

ホワイトボードに向き合ってみる


2回目の課題に取り組む

気軽と一言でいう、其々の気軽で思う具体的なことを
付箋に貼ることで、なるほどいろんな気軽があることにお互いに気づく。気分であったり、時間や場所であったり、会話の内容・・・とても大切な気づきの瞬間!そして図会議だから15分で気づけたという実感と手応えがありました。

お気に入りの風景に何が見えてるのかな?

図会議ワークショップが終わって
デイサービスには全く興味がなく
お誘いがあっても頑なに断るから入浴サービスも受けられない。
佛子園には行きたいと楽しみにして、気が向けば図会議ワークショップにも参加、温泉入って上機嫌になる。母の「福祉施設を楽しめない問題」も私の「佛子園で図会議ワークショップを継続したい問題」どこかに共通の課題があるように思えた今回の図会議でした。

佛子園住民自治区happyがいっぱい💓

1月は何回か寝込み、それでもスケジュールを予定通り消化できたものの
体調が悪い時に参加しているコミュニティの中の話し合いで理解をしてもらうための意思伝達や説明が体力的にものすごく辛く充分にできなくてそれすら伝える術もないくらい弱った自分を経験して、伝えることには膨大なエネルギーを使うのだということを再認識しました。エネルギーのある人は伝えられて、エネルギーのない人は不利な構図があり、それは多数決の思考に反映して、みんながそう思っている、エセ共感となり小さな違和感は切り捨てられていくのだなぁと被害者意識に浸ってしまいました。身体が弱ると精神も弱る、でも想いに弱いも強いもないハズなのにどこか数値化され良い悪いとか、採択するしないのジャッジをされることに大きな違和感を感じます。
ゴールはわからないけど、引き続き図会議を続けたいと思いました。


番外編

あるコミュニティで家族で参加できるように企画したツアーで、確保できた部屋が2部屋だったため、男部屋、女部屋に分ける合理的な部屋割りに仕方がないねという流れの中、男女別VS家族ごとの部屋割り討論にも至らなかった運営メンバーに大きな違和感。

2部屋=男女別の部屋割り
男女別VS家族ごとの提案余地もなく
家族参加を楽しむツアー企画ではなくなった瞬間
参加者が賛同するかしないかに委ねられるように選択肢を作りたかった

オンラインのやりとりでは体調不良も伝わらない
意見や提案があっても発せられない・・・
それも違うんじゃないか!
そういう話をすると多分誰が?と犯人探しが始まる
そうじゃなくて悪意ではなく、個人ではなく、人が集まる組織やコミュニティーは生命体で意思の流れをつくるのだ!
その流れに飲まれないように図会議ファシリテーションが有効なんだと
エネルギーの流れを有効にしたいから。


番外編おまけ

Googleフォーム導入前に
みんなにとって便利かどうかを本音で話し合うことが最重要だった



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