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「組織開発するマン」に伺った組織開発を実践する上での大事なポイント~内部実践者だからこその関わり方の柔軟性とは?

立教大学 大学院 経営学科の人材開発・組織開発実践論の授業では、毎期、現場で組織開発に取り組んでいる方をゲストでお迎えし、組織開発についての想いや実践する上で重要となるマインドやスキルについて、お話を伺っています。

今期は、㈱ZOZO 人自本部 組織開発・人材開発部 ディレクター/ 組織開発アドバイザー STANDBY代表を務める、 "組織開発するマン"こと、小金 蔵人さんにお話しをいただきました!!

小金さんは、Twitterでも、組織開発について、積極的に情報発信されていてhttps://twitter.com/jibunhack、日ごろからお考えには触れる機会はあったのですが、直接、お話を伺えるのは、私自身とっても楽しみでした! 当日は、あっという間の90分間でした。

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たくさんの学びや気づきの中でも、個人的にとっても印象的だったのは、

・小金さんが、目の前の事象を一つのシステムと捉え、様々な要素の相互作用を重視する「システム思考」を大切にし、ただ一つ施策を打って終わりではなく、その後に組織にもたらされる影響や、現場から上がってくる声、追加で必要になるであろう取り組みや行動を予見し、準備している点

・中長期的にチーム/ 組織の成長サポートに、組織・人材開発部として関与し続けるために、初期段階では、クライアントとなるチーム/ 組織が持っているニーズの実現を意識し、まずは関係性を深めていくことを大事にされている点

でした。

小金さんは、所属企業の内部で組織開発の取り組みを実践されているので、外部支援者としてプロジェクトに関わる自分とは、“時間軸の捉え方”がより柔軟だなと思いました。

組織の内部実践者という関わりだからこそ、長い時間軸で日々のプロジェクトに向き合える、時には、先を見据えながら、一つ一つのプロジェクトでの関わり方を調整していくというあり方は、中長期的に組織開発・人材開発的な取り組みで成果をあげていく上で、非常に重要だなと感じます。組織や人に関連した施策は、結果が見えてくるまで時間がかかることも多いので・・・・

外部支援者として“プロジェクト単位”でお声がけいただく自分では、なかなか難しい関わり方ではあります。ただ、当然、自分がプロジェクトで関わるときも、クライアント組織でカウンターパートになってくださる担当者の方はいらっしゃるので、そんな方たちと対話を進めながら、取り組んでいるプロジェクトが持つ意味合いや、影響を及ぼす時間軸や範囲を広げたときに、どんなメッセージが浮かんでくるか?中長期的な成果を求めていく上で、初期的な関わりを敢えて調整する必要があるか?、等々、対話をしながらプロジェクトを進めてみたいなと思いました。

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小金さん、お忙しい中、事前準備も含めまして、貴重な学びの時間、ありがとうございました!!
受講生のみなさんの振り返りを見ても、たくさんの学びと気づきに溢れていました。
自分自身もいただいた学びを咀嚼していきたいと思います!

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