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【テンポ感を時代に合わせるとは!?】

音楽を演奏する上で
テンポは大事。

これは多くの人に
納得いただけると思いますが
そのテンポ感に
「時代性」がある

って知ってましたか!?


便利になった現代。

ネットや様々な環境を駆使すれば
かなり昔に録音された音源も
ストレスなく聞くことができます。

1920年代に
録音されたものなんて
当時の匂いまで
感じられるような
独特の音質で
記録が残っています!


そして

ものにもよりますが
100年近く前の録音を聞くと
ある特徴に気づきます。


【平均的にテンポが遅い!】


もちろん曲自体や
プレイヤーによって
様々なテンポで演奏されています。

が!

平均すると明らかに
テンポが遅い!


ゆったりとしたテンポ感で
演奏されている音源が多いことに
俯瞰で聞くと気づきます。


そして

改めて最近の音源を聞くと
ジャンルやプレイにもよりますが
明らかに平均のテンポ感は早い!


つまり

【時代とともに平均の
 テンポ感は早くなっている!】

ということが
大づかみでわかります。


これは個人的な分析ですが
昔は機械もなしで
農作業などに
従事している人が多く
人生のテンポ感が
ゆったりしていた。

それがだんだん
人々の生活が都会化し
様々な情報が多くなり
生活のテンポ感が早くなった。

その結果

心地よいと感じる
平均的な音楽のテンポ感も
上がってきている!

と考えられます。


最近のヒット曲を聞くと
やはりこの法則に
ある程度則っている
のが感じられます。


例えば、1995年にヒットした
岡本真夜さんの「tomorrow」
という曲。

聞き馴染みのある方も
多いかと思います。


実はこの曲、元々は
バラードだったそうです!

それが、テレビドラマと
タイアップする際に
プロデューサーから
「アップテンポにしてくれ!」
との要請を受け
今よく聞くバージョン
になったそうです。


そしたら

あれよあれよ
といううちに大ヒット!


岡本さんご本人は
元々のイメージと
懸け離れたものが
世の中に浸透してしまったので
そのギャップに大分
苦しんだそうですが。

でも、ここでも

「テンポを上げた方が
 ヒットしやすい。」


という現代の法則が
わかりやすく見て取れる
例だと思います。


もちろん全部が全部
ではありませんが
そういう意識を持って
今身近で流れている
曲を聞くのも
面白いと思います!

ピンときた人は
ぜひ意識してみてください。

本日もガツンと
グルーヴしていきましょう!

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