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【リズムと音域の関係!?】

こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤彰広です。

今回は一見リズムとは
関係なさそうなものが
タイトルに入っています。

それは【音域】!

多くの人が
まったく別個に考えている

「リズム」

「音域」

の不思議な関係について解説します。

今回のお話の
答えから言ってしまうと

「高い音、アタックの強い音は
 リズムが早く聞こえて

 低い音、アタックの弱い音は
 リズムが遅く聞こえる!」

言われてみれば
当たり前なのですが。

一般的に
男性の声よりも女性の声の方が
音域が高いので
沢山の音が密集している中では通ります。

あなたもきっと
体感したことがあると思いますが

甲高い声というのは
聞いた人をびっくりさせるくらい
人の耳に入ってくることがあります。

サスペンス系のドラマやホラー映画で
女の人の金切り声の悲鳴が
ある種のクライマックスになるのは
多くの人が経験している事実だと思います。

つまり

高い音域の音というのは
とっても抜けがいいのです。

言いかえると

「リズムは体感上早く聞こえます!」

低い音とまったく同じ
タイミングで発音しても
なぜか高い音の方が
人間の耳には早いタイミング
で聞こえてきます。

また

チェロやバイオリンの様な
弓の弦楽器(擦弦楽器)よりも
ドラムやピアノの様な叩く楽器の方が
音の立ち上がりが鋭く聞こえます。

専門用語で
「アタック」
というのですが

音そのものではなく
音がでる瞬間に
バチッという打音が出るのですが
その音の強さの事を
「アタック」
という表現で表します。

バイオリンなどは
弓でスッと弦をこする
ことによって発音するので
限りなくアタックの無い音になります。

弦を叩くのではなく
こすっているので
アタックはほとんどないわけです。

「ファ~ン」

という後から実音が
聞こえるような音色になります。

逆に

同じ弦楽器でもピアノは
ハンマーで太い弦を
叩いて発音するので
「ピン!」や「ポン!」
というイメージの
立ち上がりの鋭い
まさにアタックの強い
音色になります。

これも

まったく同じタイミングで演奏しても
やはりアタックの強い音の方が
体感上リズムは早く人間には聞こえます。

という訳で

もうお分かりのように
リズムをぴったり合わせるのには

「ただ単純にタイミングを
 合わせるだけでは不十分!

 自分の楽器の音域や
 アタックを考慮しなければ

 揃うリズムも揃わない!」

という話になるのです。

例外はもちろんありますが

【高い音の方がアタックが強く
 低い音の方がアタックが弱い
 傾向があります。】

演奏法や楽器自体の仕組み
も関わってきますので
全てではありませんが
こういう傾向が確かにあります。

こう考えていくと
リズムを合わせるのは
とっても難しい話に聞こえますよね。

でもご安心を!

人間というのは
もともと敏感な
センサーを持っているので

【音域の高い音は早く聞こえて
 音域の低い音は遅く聞こえる!】

という意識さえもって
よく音を聞けば
自然とそのズレを
脳が修正してくれます。

要は聞こえれば修正できるのです!

ところが

この意識がないと
いくらやっても
自分がズレていることに気づかず
違和感だけが残り続けること必至。

まずは

「リズムと音域は密接な関係があるのだ!」

という事だけでも
頭の片隅に置いて
色々な音楽を聞いてみて下さいね。

今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!

追伸

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