martes, 29 de agosto de 2023

「どのツールを探しても出てこないから、ショートメッセージ送ってるんだけど、見れてる?」

これに関しては、僕のせいだ。
海外に出て日本の携帯を使ったり使わなかったりして、5、6年が経った頃、仕事もプライベートも上手くいかなくなったタイミングがあり、日常の糸がこんがらがってきた。
顔がニキビだらけになってきたのをいい機会として、全てを一旦停止させ、煩雑な砂利が水槽の底に沈澱するまで何もしないことにした。

ログアウト、履歴削除、アンインストール。

社会から距離を取るのに、この3つほど適切なものはない。

思ったよりも生活に支障がないから、気にせずそのままにしていた。どこかで心地良さも感じていた。

僕は誰のことも必要としていないのだろうか。繋がらないことに爽やかさを感じている自分に酔いながらも、心の余裕まで生まれてきていた。これでいいんだ。

いや、でも誰かが必要って、どういうことだ。

ショートメッセージには、用件がなくて、
「見れていたらなんだ」
と、斜に構えた返事をしたくなった。

でも、
「久しぶり。見れてるよ」
とだけ返事をした。

抱えきれないほどの諸々をそれでも抱えながら、僕らはきっと誰かを必要としているのだろう。

送る側も受け取る側も、その熱量はどこかで引き分けに帰結するはずだ。

なぜ、と考えるのはきっとナンセンスで、そこに答えはない。


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