【汗かきの悩み】多汗症の発症率は約5%で海外より多い|疫学的調査
☑多汗症は体質のものと別の疾患により引き起こされるものに分類される。☑日本での多汗症の発症率は約5%で海外より多い。
☑医療機関への受診率は6.3%と極端に低い。
☑患者の47.8%が制汗作用のないデオドラント剤を使用。
こんちゃ(*'▽')さいとりおです。
今回は「多汗症」について触れたいと思います。初めにお伝えしておくと、僕自身は多汗症です・・たぶん( ゚Д゚)
たぶん、というのは病院に行って「多汗症」であると診断されてないからですね。ただ、それだけです(汗)
なので、「汗で悩んで方に対して」あるいは「汗が異常に出てしまう種族がいる」ってことを一般の方々に知ってもらって理解をして頂けるような内容で記事作成していきます。
ちなみに前回の記事まだ見られてない方は、見て頂けるとさらに理解が深まると思いますので是非、一読して頂けると良いでしょう。
それでは・・レッツゴー( ゚Д゚)!!!
1.始まり、始まり。
突然ですが、自分自身を含めずに「多汗症」の方って周りにどのくらいおられますか?
いないですよね?(笑) 僕だけなんかな?
何が言いたいかと言うと、汗で悩んでいる方が少ないんですよ。
少ないからこそ、あまり多汗症が知られてないし、良い改善方法についての情報がないってのが問題だと思います。
2.多汗症
では、多汗症とは何かって話ですが、悩みをあまり知りたくないって心情な方もおられるかもしれません。
先ずは知ることも大事かな?って思ってます。なので頑張ってついてきてください( ^ω^ )
多汗症とは、頭部・ 顔面や手掌、足底、腋窩に温熱や精神的負荷の有無問わず、日常生活に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態を「原発性局所多汗症」と定義されてます。
で、その原発性局所多汗症を大きく2つに分類されて全身の発汗が増加する「全身性多汗症」と体の一部に限局して発汗量が増加する「局所性多汗症」に分類される。
また、全身性多汗症には特に原因のない「原発性(特発性)全身性多汗症」と他の疾患に合併して起きる「続発性全身性多汗症」がある。
僕の例で示すと、特に頭部(額と後頭部)の汗がすごいですね。
自分でもビックリするのですが、緊張や頭をフル回転のときは後頭部をびしょびしょに濡らしてしまいます(´ρ`)
周りからは(・∀・)ニヤニヤしながら「あれーシャワーしたん?(笑)」って言われたりしますね(+o+)
あとはもちろん夏場の気温が上がってくると汗でるし、人前で発表緊張する機会があったり、一生懸命活動してる時も汗がでるハイブリットですね。
3.続発性全身性多汗症
こっちの多汗症は、続発性に分類されて簡単に言うと体質ではなくて結核などの感染症、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫などの内分泌代謝異常、神経疾患や薬剤性の全身性多汗症を含む。
神経疾患では大脳皮質の障害により発汗機能亢進や低下が認められる。脳梗塞で麻痺側の発汗量が増加する場合もある。
と、されているので病気が原因で結果として汗が出てしまう状態です。
4.海外の疫学
アメリカ合衆国の疫学的調査は一番大規模なもので、合衆国全人口のうち2.8%が原発性多汗症に罹患そのうちの50.8%(全人口の1.4%)にあたる人が重症の腋窩多汗症であるとしている。
罹患者の平均年齢は40歳、平均発症年齢は25歳である。
海外では「多汗症なのは3%でその半分が重度の多汗症」ってことになります。
5.日本の疫学
では、原発性局所多汗症の有病率は日本ではどうかというと
■手掌で5.33%・発症年齢13.8歳
■足底で2.79%・発症年齢15.9歳
■腋窩で5.75%・発症年齢19.5歳
■頭部で 4.7% ・発症年齢:21.2歳
■患者の医療機関への受診率は6.3%
■全体の患者の47.8%が制汗作用のないデオドラント剤を使用
だいたい、「日本では約5%の方が多汗症で悩まれてる」という疫学調査で海外より多いって結果になります。
で、驚くことに医療機関への受診率が極端に低いことと患者の47.8%が制汗作用のないデオドラント剤を使用してることですね。
病院の受診率は何となく分かる気がする( ^ω^ )
6.まとめ
☑多汗症は体質のものと別の疾患により引き起こされるものに分類される。☑日本での多汗症の発症率は約5%で海外より多い。
☑医療機関への受診率は6.3%と極端に低い。
☑患者の47.8%が制汗作用のないデオドラント剤を使用。
でした。
汗のことで恥ずかしい思いされてませんか?汗でお悩みの方はたくさんおられますが、医療機関への受診率は6.3%と低いです。
ただの「汗」で病院行くのは・・ って感じで躊躇されてませんか?受診されるだけでも少しは気持ちが楽になると思います。
思い立ったが吉日です。
少しでも時間がある時に病院へ受診することを推奨してます。行くなら皮膚科に行きましょう( ^ω^ )ちょっと、長くなってしまったので治療薬とかは、またの機会で。
おたのしみにー
それでは、ばいばーい(@^^)/~~~
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