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旅立ち

息子が高校進学で選んだのは、寮のある工業高等専門学校でした。「高専」と呼ばれる学校です。

家から車で約3時間、峠を越える場所でした。

この山を越えて向こう側

先日7.8年ぶりにその場所へ行く機会があり、高専にも行ってみました。

道中いろんな思い出が湧いてきて、つい涙が…。

13年前の入学式前日に、荷物搬入の為レンタカーで出発。峠には雪の壁❄️トンネルも多くて、運転が得意じゃない私は「一人で送り迎えはムリかも…。」なんて事を考えながら、助手席に乗っていました。
息子はその日から寮暮らし。私たちは一旦帰る事に。
翌日入学式の後、寮の中を説明していただき、私たちが帰るとなった時、息子はあっさり「じゃあね🫡」と、友達の部屋を見に行ってしまいました。
息子が15歳で家を出るとは思っていなかった私は、なんだか寂しさと腹立たしさで、帰りの車で無言でした😭

そんな13年前を思い出しながら、当時と同じ道を走りました。

高専は5年間なので、その間に一人での送迎もできるようになり、道中たくさん話をした事も次々と思い出しました。

せっかくなので、高専にも行ってみると、ちょうど入学式の看板がありました。

この日はいいお天気

13年前は雪で、体育館も寒かったのですが、今年は峠の雪も無く暖かい入学式です。

面と向かって話すより、車だと運転席と助手席で横並び。いろんな事を話しながらの3時間は、今となっては宝物です。

たまに帰ってくるのが嬉しくて、あれもこれもと好きな食べ物を用意しました。
寮の周りは何も無く、自転車が交通手段。親としては安心でした。
実は「知らぬが仏、聞かぬが仏」で、悪さもしていたのでしょうが、3人の「お(お巡りさん、お坊さん、お医者さん)」にお世話になる事もなく過ごしたようです。

可愛い子に旅をさせたおかげで、私よりもはるかに常識的な大人へと、成長させてもらいました。

新しい道路ができても、なぜかあの当時の道を通りたくなります😊❤️


最後まで読んでくださり、ありがとうございます🙇‍♀️😊❤️


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