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ツバクロ、三度目の子育てと巣立ち

「処暑」
二十四節気の一つ。
この頃になると暑さもおさまり、朝夕は気持ちのよい涼風が吹くようになる。

Jorte Inc

暦の上では「処暑」も過ぎましたね。
八月の初旬は、日本中が危険な暑さに覆われていました。原因の一つに、太平洋高気圧の上にチベット高気圧が覆いかぶさっていためとも言われていました。

この危険な暑さは、人間だけではなくほとんどの動物植物にとっても、本当にきびしい夏でした。
我が家で子育てをしていた親燕も、子燕たちに餌を与えた後、窓枠にとまり一休みをしていました。クチバシを開けて「はあはあ」と苦し気な姿でした。この時の子燕は、今年2回目の子供たちでしたが、1羽も巣立ちすることはありませんでした。ほとんどが死んでしまったようです。原因は「危険な暑さ」です。かわいそうですが、仕方がありませんでした。

このあと、親燕は3度目の産卵をするための巣作りを始めました。

今年、3度目の卵の殻

8月23日、3度目の産卵から、4羽が卵の殻を破って生まれ、無事に巣立ってゆきました。
タイトル写真は、子燕たちが同士が、頭を寄せて眠っている写真です。すこし離れたところには、親燕が見守っています。
私の家にくる燕たちは、いつも2回の子育てをして離れてゆきますが、今年の3回目の子育てというのは初めて見ました。何としてでも子孫を残そうという本能なのでしょうか?
厳しい環境、さまざまな外的にも負けない、強さですね。
来年も私の家に燕が巣作り来たら、出きる限り守ってあげたいですね。

仲良し子燕、ぶら下がり健康器で一休み

子燕たちの背後の壁の汚れは、燕たちのフンです。
それは、大人の燕たちが、自分の巣作りの場所確保のため、他の燕を追い出そうと激しい争いを繰りひろげる時に付いたものです。また、子燕の飛ぶ練習の時にも、壁にフンがつきます。

壁のフンは、取っても取ってもキリがないので、あきらめてそのままにしています。でも、床のフンは毎日掃除しています。衛生上、良くないですものね。
子育ての時期には、車庫の床掃除のときに、ちょっとびっくりすることがあります。子燕の食事だとおもいますが、生きているクワガタムシやカブトムシが巣の下で歩いている時があります。これは、なかなか珍しかったですね。

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