ジャズにハマった日々 ジョン・ゾーンについていけなくなった頃

ジョン・ゾーンの音楽を ひとくくりにすることはできない
ジューイッシュ・ジャズであったり 架空の映画音楽であったり ハード・バップであったり ハードコア・パンクであったり 映画音楽作家のカバーであったり ハードボイルド フィルムノワールのコラージュであったり ファンキーなオルガンジャズユニットのアバンギャルドホンカーサックス奏者(何じゃそれ)であったり その他にも色々な顔を持つので どっぷりハマったり 乗れなかったりするんだが 流石にこれはちょっとついていけないなあ と思った時期があった
『ネイキッド・シティー』がでた時はまだよかった
曲自体がとにかくカッコよかったし ジャケットも まあ 見られるギリギリのラインだった
そうである ついていけなくなったのは 音楽性とか音楽の方向とかではなく ジャケット・デザインに である
『ネイキッド・シティー』のCDのジャケットは 白黒で 男が倒れている
が よく見ると 頭の付近から 血やら脳漿やらが飛び出して 地面に散らばっている
ゲッ
あと 目からヘビが飛び出している少女の絵 とかが使われている これはまだ 絵なのでいい
しかし 『ペイン・キラー』 超怒SMシリーズあたりになると 頭に穴が開いて 脳が丸出しの生首 やら 骨付きの切断された足首の盛り合わせ とか 胎児の入った 女性の解剖死体とか 生きたまま解体される中国人(たぶん清朝 これはバタイユの書物で有名)とか エグい実写が たっぷり使われている
勘弁してくれ〜
この後 マサダのシリーズになって グチャグチャ路線はひとまず終わった
そんなわけで その頃のジョン・ゾーンは 俺 無理

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