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【25卒】学情 採用動向調査レポート〜インターンシップ〜

就活生のみなさん、就活お疲れ様です。
採用担当Aです。

学情が”採用動向調査レポート”を発表したのでインターンシップについて見ていきましょう。

採用動向調査レポート〜2025年3月卒業予定者〜

学情

トピックス

▶ インターンシップ等実施企業は73.1% 上場企業9割、非上場も7割に
▶ インターンシップ等と採用活動の連携は「参加者に早期選考実施」が3分の2 「早期選考フロー」が定着
▶「5日間以上」など三省合意の条件満たすインターンシップ、「実施」は2割弱

インターンシップを行う企業は増えています。
インターンシップが再定義されましたが、多くは1dayのオンラインとなっているようです。

またインターンシップ→早期選考という流れは一般的となっています。
早期選考と通常選考を比べると早期選考のほうが優遇される傾向にあるかと思います。
早期選考でどういった人物をどれくらいの数取れたかによって通常選考を調整します。

一方で早期選考だと優秀な学生が多いことも事実です。
その中でいかに企業にアピールできるかがポイントとなります。
早期なので準備が甘い方も多く、ここをしっかりと整えることで差別化することができます。


2025年卒学生対象インターンシップ等

実施の有無
▶ インターンシップ等実施企業は73.1% 上場企業9割、非上場も7割に

  • 2025年卒学生向けのインターンシップなどを実施している企業は、前年比11.4ポイント増の73.1%。

  • 上場企業では89.4%が実施しており、非上場企業も70.1%。

  • 非上場企業でも予算や人手の制約がある中、人材確保のために工夫して実施する必要性を感じている。

対面とオンラインの実施比率
▶ 「対面のみ」が32.4%と最多だが、両方実施の「ハイブリッド型」が多数に

  • 対面とオンラインの実施比率において、「対面:オンライン=10:0」(対面のみ)が32.4%で最多で、前年比2.4ポイント減少。

  • 次いで、「対面:オンライン=0:10」(オンラインのみ)が13.4%で、前年比6.8ポイント減少。

  • 前年は対面かオンラインのどちらかだけを実施する企業が55.0%だったが、今回は「ハイブリッド型」が増加し、両方を組み合わせて実施する企業が多数に。

  • ハイブリッド型は、対面とオンラインのメリットを活かし、企業と学生がお互いを直接知る機会を提供すると同時に、地方の学生も効率的に参加できるようになっている。

実施時期
▶ 対面は「3年生の7~9月」が最多に オンラインも1月までの実施増え、早期化進む

  • インターンシップ等の実施時期において、対面の「3年生の7~9月」が前年比10.0ポイント増の60.1%で最多。

  • 対面の実施時期が「12~1月」をわずかに上回り、オンラインは逆の傾向。

  • 対面・オンラインともに、1月までの実施が増加し、実施時期が早期化している。

1 回あたりの実施日数
▶ オンラインは「半日以下」83.4% 対面の「5日間以上」は2割に満たず

  • インターンシップ等の1回あたりの実施日数において、オンライン形式と対面形式ともに「半日以下」が最多。

  • オンラインでは83.4%が「半日以下」であり、対面の場合は47.2%にとどまった。

  • 対面形式では「1日」が40.4%、「2日~5日未満」が22.0%で続き、「5日~2週間未満」は14.4%。

  • 2025年卒からの参加者情報を採用に活用できるようになったが、「5日間以上」の条件を満たす割合は2割に満たなかった。

  • オンライン形式は学生が参加しやすい短時間を重視し、対面形式は1日以上かけて内容を充実させるなど、それぞれの特徴を活かして実施されている。

実施回数
▶対面を「増やした(増やす予定)」が過半数 オンラインは「減らし0 た(減らす予定)」が半数近くに

  • インターンシップ等の実施回数の前年比において、対面を「増やした(増やす予定)」企業が53.2%で半数を超え、一方でオンラインは「減らした(減らす予定)」が46.0%でほぼ半数を占めた。

  • 脱コロナが進んでいる中、オンラインから対面に切り替える企業が増加している様子。

応募人数、参加人数
▶ 応募・参加人数とも前年比100%以下が6割超に 学生集めに苦労する企業が増える

  • 自社インターンシップ等への応募人数の前年からの増減に関して、前年と同じか下回った(100%以下)企業が61.4%に上昇。

  • 参加人数も前年比100%以下が63.0%に達している。

  • インターンシップ等が広まり、定着する一方で、企業が学生を集めるのに苦労している傾向が増していることが示唆されている。

広報のツール
▶ 広報ツールは「就職情報サイト」が9割 どのツールも増加、企業は告知に注力

  • インターンシップ等の告知に使う広報ツールにおいて、「就職情報サイト」が90.3%で最多で、他のツールと大きく差をつけている。

  • 次いで、「対面形式の合同企業セミナー」が45.8%、「自社ホームページ」が37.2%の順。

  • どのツールも前年より使用する企業の割合が増加しており、インターンシップ等が盛んになる中、多くの企業が学生への告知に注力していることがわかる。

選考内容
▶ インターンシップ等の選考なしが7割 選考あり企業の実施内容はES、オンライン面接、対面面接の順

  • インターンシップ等に参加する学生の選考について、「実施していない」が69.4%で最も多く、先着順で受け付ける企業が多い。

  • 実施している企業の選考内容は、「エントリーシート」が13.8%で最も多く、次いで「個人面接(オンライン)」が10.8%、「同(対面)」が10.0%、「Webテスト」が4.7%の順になっている。

採用活動との連携
▶ インターンシップ等と採用活動の連携は「参加者に早期選考実施」が3分の2 「早期選考フロー」が定着

  • インターンシップ等と採用活動との連携において、「参加者に早期選考を実施」が66.2%で3分の2を占め、インターンシップと早期選考の結びつきが強まっていることが示されている。

  • 「インターンシップや就活イベント→早期選考」が「早期選考フロー」として確立されていると言える。

  • 一方で、「インターンシップ等の中で選考・内々定出しを行っている」は5.4%にとどまった。

  • 早期選考に次いで多かったのは、「通常選考で優遇する」が22.7%で、続いて「参加者限定のセミナーや懇親会等を実施している」が20.0%、「通常受験者との区別はない」は19.1%。

三省合意の条件を満たすインターンシップの実施状況
▶「5日間以上」など三省合意の条件満たすインターンシップ、「実施」は2割弱

  • 2025年卒採用から「5日間以上」「半分を超える日数を職場での職業体験に充てる」などの条件を満たしたインターンシップについて、参加者の情報を採用活動に活用できるようになった。

  • 三省(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)合意の「条件を満たすインターンシップ」の実施について尋ねたところ、以前から実施していた企業と新たに実施する企業を合わせて17.0%で、2割弱にとどまった。

  • 「今年度から初めて実施」は3.7%で、コストや人手の問題からか、慎重な企業が多く、一気に広まる可能性は低そう。

  • 最多は「実施する予定はない」の54.1%だが、「未定」も27.5%あり、今後実施企業が増える可能性もある。

1〜2年生対象のインターンシップ等(キャリア教育)実施状況
▶「1~2年生限定」のインターンシップ等実施は3.5%だが、「1~2年生も受け入れ」が半数近くに

  • 1~2年生対象のインターンシップ等(キャリア教育)について、「1~2年生限定」のものを実施している企業は3.5%で、一部にとどまっている。

  • 一方で、3年生対象のインターンシップ等においては、「1~2年生も受け入れている」企業が46.1%となり、半数近い企業が1~2年生も受け入れていることがわかる。


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